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2006年3月11日 (土)

ポツドール vol.14

一応、劇団の代表のブログなのに、

映画やスポーツの話しか書いてないから

どうしたもんかなぁ

と、思っていたけど、

昨日、久々に舞台を見に行きました。

  

岸田戯曲賞とった三浦大輔氏率いる

ポツドール!

vol.14 「夢の城

を見てきました。

  

ただ、ミーハー的に見に行ったので、

内容とかまったく調べて行かなかったので、

唖然!

  

セリフがない!

  

え?戯曲賞とったんでしょ?

  

と、かなり焦る私。

  

あまりいうと、ネタばれになりそうだけど、

  

全裸の男が歩き回り、女も下半裸で、

ずっとやってました。

  

その繰り返し。

そして、それだけ。

  

なんで、これが賞をとり、

こんなに客がいるのか!

  

舞台の内容よりそこが気になりました。

  

ただ、ずっと見てると、

その光景が普通に思えてくる

この脱日常感覚

  

これは、ここでしか味わえないのは確か。

  

一日たった今、

その感覚が懐かしく、

病みつきになりそうで怖い自分がここに。  

  

舞台セットは、細かくすばらしく、

音響効果的にも、かなり斬新で、

それなのに、舞台でやっていることは

ただ、セックス。

   

でも、完全に一つの空間を作りきれていました。

セリフがなく、きっと緻密な段取りで、

あそこまで、きれいに空間を作れるのはさすが!

空間を作りきれていなかったら、

この、今の僕の、不安は、ない気がします。

  

でも、やっぱ、気になるのは、

この舞台にこれだけの客が来ること。

  

僕には、思いもつかない感性の世界が、

がつんと存在していました。

そして、お客様が殺到していました。

  

人が何を求めているのか?

人の感性の奥深さを実感。

  

まだ、まだ、視野を広げないと、です。

解釈は絶望の表現

  

僕の舞台空間を一つにしつつ、

もっと広げていきたい。

  

唖然としたけど、いい勉強になった

そんな舞台でした。

  

講義料金3300円。

うん。

ちょっと高いかも。

  

二度目見に行くかは分からない。

次の公演の案内を見たとき、

あの感覚を渇望したら、

行くんだと思います。

  

そこの気持ちを利用できるような

巧みな感性の舞台

  

作っていきたいなぁ。

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