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2006年8月19日 (土)

昨日は、

B000fotk6g01 「A SOUND OF THUNDER 」

をDVDで見ました。

 

原作が、レイ=ブラッドベリ です。

 

だいぶ前に NISSAN が提供の深夜番組

「お厚いのがお好き」

で、最終回を感動的に飾った「華氏451」に出会って、

かなり気に入った作家です。

 

その後、reset-Nの舞台で、「火星年代記」を見て、

さらに、気に入りました。

「ほら、あれが、火星人だ」

 

数十年も前に書かれた作品であるのに、

現代の人間にあてはまる人間像。

印象に残る セリフ や 散文。

現代科学社会への警告。

 

ただ、単にSF小説の枠の収まらない、

思慮深い作家だと尊敬しています。

 

ですが、

「A SOUND OF THUNDER 」

 

あれは、なんだ?

 

タイムトラベルのことはよく分からないので、いいです。

過去から何か持ってきたら、時間の波が襲ってきて、

進化スピードをあげるというのも、SF的に面白い。

 

ただ、

「進化の最終段階に位置する人間」

といい、

進化の波で、最後に進化するのは、人間だ。

 

というのは、いただけない。

 

進化は梯子ではない。樹だ!

 

人間は進化の梯子の一番上にいるのでなく、

進化の樹の一つの枝にすぎない!

 

が、現在の生物学の認識だと思っています。

つまり、現存する全ての生物は、

進化の最終形態であり、全て、進化の途中である。

 

ブラッドベリが、これを書いた時代の認識だと、

進化は梯子!

で正しいのかもしれません。この話を成立させる上でも、

その仮定は不可欠なんですが、

現代で映画化するなら、そこのあたりを考えてほしかったです。

 

あと、植物が、一番先に進化したことに納得がいきません。

進化は梯子!

の認識でも、

動物より植物全般の方が進化的に下!

というのは、かなり抵抗があります。

動物の基の細胞から、葉緑体をゲットしたのは、植物!

 

人間中心主義、科学絶対主義、人間と科学の行く末

を、きれいに警告していたブラッドべりがスキだったのに、

この生物学的、人間中心主義には、ちょっと苛立ちました。

 

そこを気になる人は少ないかもですが、

CGもしょぼいし・・・

 

ただ、人類が進化した時の動物が面白かった。

人類が進化を極めると、

カラマリ星系の人たちに似るみたいですよ・・・

 

ちょっとがっかりで、

 さらに、いらいらした、

  金曜の夜。

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