やはり、宇宙生物は面白い!
学会レポートの続きです。
宇宙生物学
マイナーな学問だし、
あまりお金になりませんが、
面白い学問です。
概要だけ読むのであれば、
一般の人でも、十分楽しめる学会
じゃないかと思います。
いつか、家の近くの大学で、
宇宙生物のシンポジウム
とかあったら、ぜひ行ってみてください。
本気で火星移住について考え、
そのために、様々な面白い研究がなされています。
面白かった内容を、少しだけ紹介。
一番面白かったのは、
宇宙農業の話です。
火星でコロニーを作った場合、
自給自足できないと仕方ないので、
そのための研究。
まだまだ先のことだけど、
今からデータを積み重ねなければ間に合いません。
一応、空気のあるビニールハウスみたいので、
やるみたいですが、
なるべく、低気圧で、酸素少なくて、放射線にも耐えやすくて・・
そして、栄養があって!
どの植物が適当なのか。
研究されています。
火星の土壌を栽培用にするために、
どんな細菌が最低限必要なのか?
とかもあります。
一番面白かったのは、名古屋女子大の
片山直美先生の発表でした。
はつらつ、元気いっぱいのおばさん!
ポスターセッションの時、
僕のところにきて、ディスカッションもしていただきました。
あなた、このシステム分かったら、
医学系でいくらでも働けるわよ!
と嬉しい言葉を頂きました。
僕もシステム解明はしたいですが、
でも、心の中で、
来年からは証券マンですよ・・・
とつぶやいていました。
で、片山先生の発表です。
講演発表を抜いたら、唯一拍手が起こった発表でした。
すごい発表
に対する拍手というより
おもしろい!
という拍手。
宇宙でコロニーを作る場合、
動物タンパクが必要になります。
一番飼育しやすく、かつ、栄養がある動物
をつれていかなくてはいけません
なんでしょう?
正解の一つは、
カイコ!
この先生やJAXAは、カイコを考えているみたいで、
その説明や、実際の栄養バランス、調理法を説明してました。
会場では、カイコの粉で作ったクッキーを配ってました。
食べれましたが、あまりおいしくはない。
でも、繭もとれるし、いいみたいです。
あとは、イナゴとか言ってました。
学会に行くと、
他の研究を知るだけでなく、
自分の研究の今後の可能性の広さを知り、
わくわくします。
やっぱ面白い!
と思うし、
やめるのはもったいないぁー
とも思っていました。
でも、「晴れ」の時は、だれでもそう思う。
来週は、証券の内定式があります。
きっとそこで、そっちの面白さに触れて、
来年から頑張るぞ!
と思うに違いないのです。
いろんなことを感じつつ、そして、惑わされず、
自分のやりたいことを自分で決めていきたい
と思いつつ、
今の自分の判断には、後悔しない
と思います。
ただ、宇宙生物はかげながら応援していきたいです。
お金にならない研究なので、そんな多くの研究者はいません。
でも、宇宙移住を考えると、
僕がやっている「重力変化」の影響のほかに、
「放射線」の影響や、 「栄養」「植物」「細菌」
と様々なテーマがあります。
でも、お金になりません。
でも、必要な学問です。
まだまだ先のことだけど、
今からデータを積み重ねなければ間に合いません。
宇宙行かなくても別にいい
そのとおりですが、やはり、欲深い人間は、宇宙への夢があります。
そして、その夢を刺激することは、十分な活力です。
そして、その夢が、多くの人の心のどこかにある からこそ、
この学問は、一般の人にも楽しんでもらえるのではないか?
と思いますし、それが、この学問には必要なことだと思います。
なにせ、金にならないんですから。
まだまだ、レベルの低い学会みたいです。
でも、盛り上げていく必要はあります。
そのためには、世論のあとおしが必要です。
なにせ、金にならないんですから。
発展するための唯一の方法です。
でも、あまり表には出てません。
学会の中で、
もっと本を出してください
とだれかが言ってましたが、そのとおりです。
そして、アカデミックなものだけでなく、
一般向けのもの を、おもしろいの を作ってほしい
と思うし、それだけのネタは十分にある と思います。
僕は、あと半年でこの分野から出て行きますが、
知識だけは得ていよう。
と思います。そして、
こういうブログや舞台の中でも、
宇宙生物の面白さを、多くの人に知らせていきたい
と思っています。
なんだか、長くなりました。
趣旨も通ってませんが、
そのうち、宇宙生物の本をだすみたいなので、
本屋で見つけたら、手にとってみてください。
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