朝起きて、新聞を見た
朝日新聞
一面に鴻上尚史がのっていた。
何事か?
と思ってみると、
いじめられている子に向けた鴻上の言葉
だった。
とりあえず、まずは、抜粋します。
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「いじめられている君へ」
あなたが今、いじめられているのなら、今日、
学校に行かなくていいのです。
あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。
逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。
学校に行かない自分をせめる必要はありません。
大人だって、会社が嫌になったら、
会社から逃げているのです。
次にあなたにしてほしいことは、絶対に死なないことです。
そのために、自分がどんなにひどくいじめられいるか、
周りにアピールしましょう。思い切って「遺書」を書き、
台所のテーブルにおいて、外出しましょう。
学校にいかず、一日ブラブラして、大人に心配をかけましょう。
そして、死にきれなかったと家に戻るのです。
それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、
学校あてに送りましょう。
あなたをいじめている人の名前と、
あなたの名前を書いて送るのです。
はずかしがることはありません。
その学校から、ちゃんと逃げるために、
「遺書」を送るのです。
死んでも、安らぎはありません。
死んでも、いじめたやつらは絶対に反省しません。
あなたは、「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。
だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、
ずっと広いのです。
あなたが安心して生活できる場所が、絶対にあります。
それは、小さな村か南の島なのかもしれませんが、
きっとあります。
僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を
何人も見てきました。
どうか勇気をもって逃げてください。
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これが、今日の朝日新聞の朝刊の一面にのってます。
いろいろ物議を醸しそうな文章ですが、
「いじめられて、自殺を考えている子供だけに対して」
書いた文章
だと思えば、納得できる部分も多いのではないかと思う。
社会的に見たら、問題だろ!
って所も多いですね。
鴻上さんが書いたら、普通の感動話みたいのは書かないわけで、
朝日新聞も冒険したなぁー
と思います。
こういう、少し行き過ぎた文章を、一面にのせてでも、
状況を改善したい!そういうのが必要だ!
というの姿勢を感じます。
その点で、朝日新聞を評価したい と思います。
「評価する」という前提の上で、
でも、思ったことを書こう!と思います。
題名は忘れましたが、昔の鴻上作品に
「いじめ」を取り上げた作品がありました。
「いじめ」と「かぞく」の問題を同時に扱った作品
いじめられっこが集まるって話だった気はします。
あまり覚えていませんが、
子供の自殺に意味なんかない。
だれもその意味を見てくれない。
というメッセージも含まれていたと思います。
この前、報道ステーションでも、
同じ趣旨のコメントがありました。
朝日新聞が鴻上さんを選んだ理由は、
そこのあたりなのかしら?
第三舞台のコアな支持層が、
いまや、親になっているからなのかしら?
といろいろ思ってしまいました。
なぜ、鴻上を選んだのか?
そこがちょっと知りたいところ。
で、この鴻上さんの言葉に対して思ったこと。
・親や学校が知ったら、いじめはなくせるのか?
一つは、学校教育の体制の問題。
文科省は、「いじめによる自殺」が5年連続ゼロ
と報告しているようです。
いじめが原因の自殺だと、校長や教員は責任をとらされ、
その後の出世はできない状況にあるらしく、
最終報告として、「自殺が原因とは言い切れない」
で終わること多いのが原因らしいです。
いじめを少なくしたいなら、その体制をどうにかしなきゃ!
と思います。
いじめはどこでも起こります。
質のいい先生のクラスなら、頻度は下がると思いますが、
でも、どこでも起こります。
先生に責任がまったくないとはいいませんが、
どこでもおこることだと思います。
だから、評価の対象を、
いじめがあるかないか?
で判断するのでなく、
いじめがあるのは当然だけど、
あった時にどう対処したか?
で判断した方がいいと思う。
それで、対処が遅れて自殺したら、その責任はきちんと取る。
でも、いじめがあるだけで、評価がさがるのであれば、
いじめを認めず、まともな対処が取れないんじゃないか?
と思います。
大事なのは、
どこにでもあるいじめの芽を早めに摘むこと・・・・
まぁ、教育現場を知らない上での意見ですが・・・・
2つ目は先生の質。
うまく対処できない先生、学校は多い気がする。
この前報道で、自殺した子の先生だったか、
生徒が、いじめられている、と言っても、
先生は、この子は虚言癖がある。
と相手にしなかったそうです。
先生も一緒になって、いじめている事件もありましたが、
もっと、教師になるのに必要な壁をあげろ!
と思います。
知識的にもそうだけど、人間的にも、
こんなやつが教師になるの?
という知り合いもいますし、
今までの見てきた先生の中にも、そういう方はいます。
僕は、先生から気に入られるタチなので、
あまりひどい対応をされることはありませんでしたが、
友人の話とか聞くと、
そんな人が教師やっているんだ!
と思うエピソードがたくさんあります。
所詮、先生も人間・・・・
あとは、先生が一丸になっても、終わらないいじめもある。
きっとそういう方が多いのではないのか?
・いじめられている、被害者がさらに被害をうける現状
鴻上さんは、自殺という最悪の事態をさけるために、
逃げろ!
とおっしゃていて、それも分かるのですが、
被害者が、学校から追い出され、引越しをよぎなくされ、
それが、当然のようななってしまうこと
への危惧があります。
いじめられる方にも原因があるとは思いますが、
いじめた方の問題の方が大きいわけで、
いじめたことによる強制転校措置とかがあってもいい
と思いますが・・・・
まぁ、程度によるんだろうけど・・・
・宗教の力
僕は、親の関係で、キリスト教徒です。
まぁ、まじめな信者ではないですが・・・・・
日本は、無宗教の方が多い。
でも、神の存在は、自分が弱った時には大きな力になります。
困った時の神頼み!
死への恐怖 を除けば、
困った時のために宗教。
(あとは、人生を豊かにする助けにすぎない)
そういうものをあるのと、ないので、
がけっぷちの時の判断がわかれる気がする。
それに、多くの宗教で、「自殺」は大罪!
結構共通して見られる事柄だと思う。
そこのあたりで、自殺を少なくする力にはなると思う。
報道で、いじめと戦う、寺のおじいさんが出てましたが、
寺や教会に逃げるのも手じゃないか!
と思いました。
・んで、この鴻上さんの言葉に1つケチを!
「大人だって、会社が嫌になったら、
会社から逃げているのです」
そのとおりなんですけど。
そして、いじめられている子に向けての言葉!
分かっているけど、
そういう大人が多い現状も問題だよー!
それ肯定しないでよー!
それで大人になってまで逃げる奴が多いだよー!
と思ってしまいます。
自殺という最悪の事態になるよりは逃げることは大切ですが、
多くの子供には、そこまで行かない限りは逃げないでほしい。
にげ腰は、いじめの原因にもなることだし、
そこのあたり、子供が誤解してとらえないことを願います。
・最後に大人の自殺が多い。
はじめにあげた、鴻上さんの作品では、
大人の自殺には意味が・・・・
みたいなセリフがあった気がしますが、
大人が簡単に自殺しちゃ、子供もするだろ・・・
と思います。
特に、校長とか教育者が自殺するな!
と最近の報道を見て思います。
辛くなったら、死に逃げていい!
と言っているようなものです。
教育者として責任を感じているなら、
自殺しないでほしいなぁ、
と思っています。
長く書きました。ここまで読んでくれた方、
ありがとうございます。
いろいろ意見を書きました。
僕は、そういう状況の人たちには、
ポジティブになれ!立ち向かえ!
そう簡単に崩れない!
のようなことしか言えません。
それは、自分が、
「逃げ」の感情の出現によって、自分が崩壊する人間
だからかもしれません。
決して逃げないで攻めること
僕には、まだ、それしか自分の言葉として言えません。
だから、こういう言葉は僕には書けない。
社会的には問題がある言葉もありましたが、
鴻上さんが伝えたかったことが、
いじめられてる子に伝えたかったことが、
いじめられている子にしっかりと伝わること
を願っています。
いろんなところで、批判の意見が出るかもですが、
本質はそこにあるのですから。
いい効果があることを期待しています。
長く書きましたが、
何かご意見もたれた方、ぜひ、コメントしてください。
鴻上さんの言葉に対してでも、
僕のコメントに対してでも・・・
風の分岐
そろそろもう一人の自分が起き始めました。
この分岐に立ち向かうには必要なこと。
役者としての自分が起き始める
そして、一言、自分の中で、彼に声をかける
「おはよう S.A.S.」
(S.A.S.の意味は、
「super actor SASUKE」とはではないので、注意)
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