« インド no 演出家 | トップページ | 「僕たちの好きだった革命」 »

2007年3月 7日 (水)

「噂の男」

舞台「噂の男」

Uwasanootoko  

 

 

  

作:福島三郎

脚色・演出:ケラリーノ=サンドロビッチ

出演:堺雅人

    橋本じゅん

    八嶋智人

    山内圭哉

    橋本さとし  ほか

 

と、すごいメンバーな舞台です。

上演していた時に見に行きたかったのですが、

見逃した作品です。

 

なんと、先日、WOWOWで放映していました!

そして、昨日見たわけです。

 

「名があるからすごい!」とは思ってはいませんが、

やっぱ第一線で活躍してる人たちはすごいなぁー

と改めて実感しました。

 

舞台は生で見るからこそ楽しいもの!

映像で見てもこんな楽しいなんて、

生で見たらもっとすごかったんだろうなぁー

とお金をケチった自分に少し後悔・・・

 

舞台は生で見るからこそ楽しいもの!

自分も演劇人ですし、やはりそう思います。

でも、やはり、高い!

学生にはきついもんです。

劇シネを含めて、映像で楽しめるのも大切だなぁー

とか思ったり・・・

 

作品としては、

サスペンス・コメディー

 

まぁ、作品を一言で表現するのもなんですがね。

 

一つの部屋しか使っていません。

そこに、登場人物が出入りします。

そして、現在のその場所の出来事

そこで過去に起こった出来事

交差して、話が進んでいきます。

 

同じ場所で現在と過去が同時進行しているシーンもありました。

そういうの大好きです。

 

二人の人間が向き合っていても、

その二人は、実は違う空間にいる。

そういうことをたやすく表現でるのは、

演劇のよさだろうし、

そういう演劇の独特のよさに僕は惹かれるのです。

 

話も好きでした!

7人しか出ていませんが、

その中で、様々つながりがあり、

それぞれの役割がある。

そして、それぞれの思いがある。

 

そういうところを丁寧に、緻密に描いていました。

舞台を見ながら、

そうすることで、登場人物が少なくても、

いろいろなことを、ここまでちゃんと描けるんだぁー

と関心し、勉強し、

自分も頑張ろう!

と思ったです。

 

僕は、どうも出来事の進行にとらわれがちで、

人間の描写が二の次になりがちです。

なので、次回の作品は、

そこに重きをおいて作ってはいます。

 

いろいろなことを、丁寧に描いけるようにして、

より深く描き、より楽しい作品を作れたら!

とがんばっています。

 

さてさて、「噂の男」に話を戻します!

あの芝居の最大の魅力コメディーです。

あの役者陣ですから、あたりまえですが・・・・・

 

ギャグのシーンで面白いには、当たり前ですが、

(それはそれで、すごいことなのですが)

すごいシリアスなシーンでも、なぜか笑ってしまう。 

 

それは、作品として、

こんなシリアスな現実もなんか面白いよね?

って意図が含まれているんだと思います。

それを、すごくに表現できてるあたりがすごいです!

 

そこで、ギャグもいれてくるのか!

という演出的なズラシもかなり効いています。

ケラさんの作品はあまり見ていませんが、

たくさん、見てみたくなりました。

 

そういう意図とか演出とかによらず、

ただ役者に笑ってしまうシーンも多々!

 

それらの笑いがごちゃ混ぜになっているところが

さらなる面白さを生み出し、

作品としての幅の広さに繋がっている

と思われます。

 

一番嬉しかったのは、

橋本コンビの漫才が見られたこと!

 

そして、面白かった!

あの二人の漫才、もっと見たいですね。

漫才コンビとしてでもデビューしないのかな?

ぜひ、M-1に出てほしいですね・・・・

 

この作品を見つつ、

最近の自分の周りの関係を見て、

最近思うことは、

利害関係も、義理、情も大切だってこと。

当たり前のことなんですが、

いつも思っていることですが、

なぜか、そのことを思い返しました。

そして、

もう少し、情や義理を大切にしつつ、

もう少し、したたかに!

と思ったりしたわけで・・・・・

|

« インド no 演出家 | トップページ | 「僕たちの好きだった革命」 »

コメント

ケラリーノさんの作品大好き!!
見たかったなぁ・・・うちにはwowowもはいってないから。残念。ビデオとってないの?

投稿: もこ | 2007年3月 8日 (木) 01時46分

<ビデオには撮ってあるよ
 今度貸すよ!

投稿: いちよう | 2007年3月 8日 (木) 11時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« インド no 演出家 | トップページ | 「僕たちの好きだった革命」 »