「ラストコーション」
やっと見ました。
「ラストコーション」
やってるところが少なかったので、
こちらもやっと行けました。
新宿バルト9!
驚いたのは、開始時間速攻で映画が始まる所。
ちょいとギリギリに行ったのですが、
予告があるから大丈夫だろう。
とたかをくくっていたら、
既に始ってまってて焦りました。
イスが、硬かったのか、背もたれが低かったのか、
なんか座り心地はよくない。
バルトに行くエレベーター込みすぎだし、
なんだか、ちょいとポイントダウン。
で、ラストコーションです。
「そっち系が激しい」しか前情報を入れてなかったのですが、
日本統治下の中国のお話でした。
第一の感想。
「そっち系が激しい」というわりに、
意外にセックスシーンも少なかったし、
何が激しいんだか、よく分からなかった。
芸術性も、乱れ性(?)も感じなかった。
まぁ、精神的に激しいセックスであるのは感じたけど。
ただ、一瞬、オノヨーコとレノンのヌード写真みたいなポーズで、
やっていたのには、ちょいとウケた。
で、まぁ、話としては、これまた、消化不良。
主人公の女が工作員になって、
敵側のお偉いさんの愛人になって暗殺を手引き。
って流れで、
工作員なのに、愛人としてやられる毎回の激しいセックスの辛さ
工作員としての自分と、演技だけど愛人としての自分の葛藤
が見所なんだろうけど、(勝手にまとめてすいません・・・)
なんだか始めの方から、どうも主人公の女が工作員って感じがしなくて、
そこらへんが全然楽しめませんでした。
工作員になる時もノリって感じで、強い意志も感じなかったし、
その後も、なんだか、私だけ頑張ってる感出しまくりで、
こいつは、嫌々、工作員?
って感じてたし、
敵側のお偉いさんも、トニーレオンなんで、普通にかっこいいおっさんで、
嫌々ってよりは、普通に好きになってしまった?
って感じで見てしまっていて・・・・
途中で、楽しもうと何度も自分の認識の修正を試みたのですが、
やはり、始めの印象はぬぐえずに、
感情移入できずに終わってしまいました。
日本統治下の中国人の日本に対する憎しみが完全前提にあり、
それをあまり描かなくても大丈夫って感じなのかもしれませんが、
僕には、そういう前提は、知識としてあるけど、
やはり、感情としては持ち得ないものなので、
冒頭で、日本への憎しみとかがあまり描かれなった分、
状況把握や感情移入がしにくかったのかもしれません。
感情移入できた方は楽しめたんじゃないかと思います。
まぁ、ただ、最近チベットが大変なことになっていて、
独立と言わないまでも、普通に自治を認めてあげればいいじゃん
と思っていたりして、
とはいえ、日本の中国統治も融合政策だったよなぁー
って考えたりしてた中での、日本の中国統治の映画だったので、
そっちの意味で、勉強になりました。
ただ結局、題名の意味は分からない。
コーションってなんだ?
| 固定リンク
コメント
ラストは「欲」とか「色欲」で、
コーションは「警告」とか「いましめ」だそうですよ。
投稿: ラストコーション | 2008年3月22日 (土) 17時26分
ラストコーションさん
ご丁寧に教えてくださってありがとうございます。
そういう意味なら、題名通りのストレートな映画ですね。
投稿: いちよう | 2008年3月24日 (月) 00時01分