「頭の良し悪し」 教育ついて考えた!
前から思ってること
名のある大学や学部に所属していて、
いわゆる「お勉強」がおできになる友人が、
ジョークで「私(俺)、頭いいから」と言うのを聞くと、
なんだか釈然としない。
名のある所属をゲットしているということは、
努力とその成果であり、それは大層認めるのでありますが、
「お勉強」ができること と 「頭が良い」
って同じことなんかいな?
と自分の中では釈然としない。
今回は、頭の良し悪しについて書こうと思う。
僕の考える「頭の良し悪し」。
僕が頭いいか悪いかはおいといて、
ただ、考えを書きます。
「頭の良し悪し」を考えると、始めに、
答えのある(用意されている)問題は、
分かるのが当たり前。
答えのない問題に対して、
いかに今までの知識を利用できるか?
うまいアプローチができるか?
って所に行き着く。
俗に言う「お勉強ができる」って中には、
記憶力がある
解法を覚えて、それを使いこなせる
ってのが含まれていると思うけど、
この能力って、
マニュアル読めて、覚えて、
ちゃんとできるようになりますよ
的な能力に繋がると思うんです。
なので、この能力だけでは、
不測のことが起きた場合や
そこからのステップアップを目指す場合には、
いささか力不足を感じます。
必要な能力なんけれど、
「頭の良さ」って時には、もう一つほしい。
より上を目指す時、
新しいことに挑戦する時、
答えがない状況で、
どうアプローチできるか?
今まで得たものの中で、
どれが使えて、それをどのように使えば、
目的に近づけるのか?
その能力って大切だと思う。
色々教育とかについても考える中で、
特に、大学院に入ってから、社会人になっても、思ったのが、
分からないのが当たり前。
分からないこそ、考え、そして、学問がある!
ってこと。
「何か新しいことをする」はさっき書いたけど、
「人間関係をうまく乗り切る時」とか含めて、
生きるために必要なのは、この力。
前者の能力の大切だけれども、
この能力の方が大切に思うし、
その大切さは広く認識されているんだろうか?
ちなみに、この力。芝居にだって必要です。
こうしろ!と言われた演技を、どうしたら体現できるのか?
答えが用意されてない中で、試行錯誤するしかない!
頑張れ!役者!
おっと話がずれた。話を戻しましょう。
前に科学のことについて書いたときにも書きましたが、
科学は万能であるわけなく、
ちっぽけな人間が理解できる自然現象や現象なんて
自然界全体の謎からみたら些細なもの。
それでも少しでも理解しよう、それを利用しよう!と頑張るもの
それが科学ではないか?
と、科学者の端くれだった時には、よく思っていたことです。
そのことは忘れないようにしながら、研究しようと。
研究から離れた今でも思ってることです。
やっぱり、
分かってないから、答えがまだないからこそ
分かりたくなる!
答えが用意されているものの喜びって、
その答えを出すことです。
答えが出たら、まぁ、嬉しい。
答えの用意されてない場合、
少しのことが分かっただけでもかなり喜び!
自分で情報と論を積み上げて、
なにか分かった時、
少ないながら使える物だけをうまく利用して、
なにかができた時、
答えが用意されてないだけで、
別に対したことない結論・結果でも、
やっべ、俺、今、すげぇこと知っちゃった?
みたいな思い違いができるのです。
それって、大切な気がする。
受験に役に立たない勉強がある
日常生活に役に立たない勉強がある
そういうのに役に立つ勉強は確かに必要だろうけど、
生きる能力として、学問の本分として、
そういうのに役に立たない勉強の大切さが
もっと重要視されてもいいじゃないかと思います。
採点が大変だろうけど、
答えのない問題を作り、ただ考えさせる、
一緒に考えて、まぁ答えは出なかったけどね。
で終わることもあっていい、と思う。
ただ、そのためには、
「答えがない(用意されていない)のが、当たり前」
そういう前提をきちんとできないといい効果が発揮されない
とも思います。
僕は、現在の教育現場は知りません。
知らない上で、ただ考えを書いてます。
こういうのあってもいい!と書いた授業を、
昔、僕自身が実際受けていたかもしれません。
もしそうだとしても、受験馬鹿だった僕には、
きっとその重要性には気がつかなかったのでしょう。
たからこそ、教育の前提に、
「分からないのが当たり前、だから、学ぶ考える」
ってのが浸透していったらなぁー
と思います。
そうなれば、
何のために勉強してるんだ?
って不思議に思ったときに、
「受験のため」とむなしい答えではなく、
こじ付け的な「自分の将来のため」でもなく、
実感のこもった自分なりの答えが
より見つけやすくなるんじゃないでしょうか?
この疑問。
受験勉強の度に、自分が悩み続け、
こじつけで自分を納得させ続けてきた疑問でした。
この疑問が、すっきりしたのは、大学入ってからです。
おもむろに、教育のこと書きました。
きっと、テレビかなんかで、
学校にクレームつける親の話を聞いて、
書きたくなったんじゃないかと思います。
やることたくさんあるってのに・・・・
オッヤ~
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