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2009年4月28日 (火)

久々に、泣きました。

久々に、大泣きしました。

「ブタがいた教室」

 

ネイビーを抱えながら一人で見ました。

 

昔、実家で家族と夕食を食べていたとき、

TVで、

チーターかなにかが草食動物を捕まえて、

殺して、食べている映像が流れた時、

姉か誰かが、「残酷だから変えろ」と言ったことが、

今でも印象に残っています。

 

肉食獣が草食動物を殺すのは残酷なのか?

自分の手を汚さずに、他の動物を食べている人間は

残酷ではないのか?

 

そんな頃から、

小学校の社会科見学は、

「動物を肉にする施設」に行くべきだ。

と考えるようになりました。

僕は、実際に行った事がありません。

TVで映像でしか見たことがありませんが、

生きた動物を殺し、肉になる過程

これを直に見る体験は大切に思えます。

人間は残酷。

そのエゴの上で、人間は生きている。

それで、肉が食べられなくなったっていいのです。

自分で考えて、整理して整理して、

それで食べるようになったそれでいいし、

整理できないのなら食べてはいけない気がします。

そういう過程を小学校で踏む必要性を感じていたのです。

 

そこに、この映画がありました。

実話を基にした話だそうです。

小学6年生の教室で、

「最後には食べる」という目的で、

豚を飼う。

なんてすばらしい授業なんだ!

と興味あったのですが、今まで見れずにいました。

 

この映画が、実話をちゃんと再現しているのなら、

この授業の意味合いは大きかったのだろうと思います。

「生命と真剣に向き合う」という意味では、大きな意義があります。

 

でも、大きな問題は、結果、

豚を「ペット」として飼ってしまった。

という点です。

 

これはあまりにも残酷です。

別に、「最後に食べるために、豚を飼う」ことに残酷さは感じません

ただ、「ペット」として飼って、それで殺すのは残酷です。

子供たちには酷すぎます。

子供じゃなくても、酷です。

 

僕は、家畜は飼ったことありませんが、

学生時代、研究で、

実験動物のマウスを育てては殺しを繰り返してました。

その時、気をつけたのは、気持ちをいれないことです。

交配させて、産ませる所からやるわけですから、

気持ちを入れたら、殺せるはずがありません。

かと言って、

家に帰れば、ネイビーを始めとする犬たちを可愛がります。

ペットは、家族です。

僕にとってネイビーは家族以上の家族です。

自分の命に代えても守りたい存在です。

 

豚を殺して食べるのは、人間のエゴだ。

と分かっていても、

ペットして育ててしまったら、

僕は決して殺せないでしょう。

  

そこにもう一つの人間のエゴがある。

ペットを飼うという人間のエゴ。

自己満足で他の動物を飼育し、

かつ、

食べる動物とは一線を画す感情を持つ。

 

豚をペットとして飼う

のは、酷であると共に、問題を複雑にします。

きっと始めの目的は、

「豚を食べる人間のエゴ」について考えることだったのに、

それに、ペットという人間のエゴが入り込みます。

しかも、明確に分けられることなく、ごっちゃになってしまって、

すこし意味合いが半減してしまう気もしました。

  

豚に名前をつけよう。

という子供たちに対して、

教師は始め反対しますが、結局は折れます。

生徒が自分で考える、自主性を重んじる

のは分かりますが、そういう意味では、

そこは教師としてきちんと導かなければならないんじゃないか?

と思うのです。

そういう点がちらほら見られて、少しイライラしてしまいたが、

「新任の教師」というのを考えると実話感がでます。

 

ただ、やはり、

「生命と向き合う」という意味では成功だったのでしょう。

ペットして飼ってしまって、すごく酷なんですが、

真剣に考える過程は尊いのです。

この授業をうけた子たちはどのように育っていったのでしょう。

そして、自分も、こんな授業を受けてみたかった!

と思いつつ、

小学校の頃に思いを馳せます。

なかなかいい先生に恵まれたので、まぁ、満足ですが・・・・・・

 

他の動物を殺して生きている

なのに、

他の動物が殺すのを見ると残酷に思う。

そんな人間のエゴ。

人は、忘れがちな気がします。

現実を直視することは大切だけど、

直視し続けることはきつく、

勝手な理屈を作って自分を正当化したり、

ただただ都合の悪いことは忘れていってしまう。

 

自分も、知らぬ間に陥っていることだけど、

現実なんて、そう簡単には全容は見れないけど、

見れても直視するのは辛いことだけど、

現実を直視して、

その中で自分が納得する生き方を歩んでいきたいと思います。

 

忘れて過ごしている自分がいても、

全然嬉しくないから。

  

この文章、「エゴ」って言葉に認識が僕とずれていたら、

分かりにくいかもしれませんね。

きっと僕が特殊な使い方をしてるせいだと思いますが(笑)

広義に解釈してみてください。

  

イライラもしますが、

考えます。泣きます。

オススメの映画です。

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