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2009年6月20日 (土)

新橋の駅を降りて歩く。

目指すは、神谷町・光明寺。

地図を見て、歩けるだろうと思いきや、

さして大きい目印があるわけでなく、

とりあえず、芝公園を目指すも、

ビルだらけで、公園があっても見難い。

案の定、道が一本ずれていて迷う。

 

20分かけて着いたよ、光明寺。

今回、うちの照明を頼む角本さんが、

音響を、そして、途中から演出になった芝居。

大沢ゆかこ企画vol.2

「修禅寺物語」

 

なんと場所は、寺のテラス!

右手には仏像があり、

正面には、木々が生え盛り、

左手には、一面の墓!墓!墓!

 

インパクトがありすぎる。

ろうそくがたくさん立っていて、

墓の向こうには、東京タワーが光っていて、

後ろからは道路の車の音が聞こえる。

 

なんとも不思議な空間である。

 

役者さんは、お二人。

大沢ゆかこさんと、大道無門優也さん。

右の方は、本名なのか?なんて読むのか?

 

芝居自体は、大変面白かった。

とにかく、役者さんがステキである。

役者さんをこんなに落ち着いてみれて、

楽しめるなんて、久々。

最近、大きな劇場のお芝居を見に行っても

(とはいえ、あまり行かないけど)

なんかヤバイ演技をしてる方もちらほらいらっしゃることも多く、

その点今回は、二人だけど、その精度が高く、面白い。

 

一人で2.3役をやりながらのお芝居でしたが、

その演じ分けとか、演じ分けの瞬間とか、面白いっすね。

後半、キャラに人間味が出てきて、演じ分けの境目が薄くなっていくのは、

狙いなのか、そうなっちゃうのかは分かりませんが、

一人他役なのに、後半になるにつれて、

まったく演じ分けせずに、セリフだけ他役!

とかって面白いんじゃないか?と勝手な思いつきにふけってみたり。 

 

とにかく、演技を

見ているだけで楽しいし、

聞いているだけで楽しい。

 

なんだか、自分が目指してるものの一端が見れた気がした。

最近、自分の役者に言っていることが体現されていたり、

2年ぶりの役者で、役者としての落ち着きがでずに苦労している

今の自分からすると、大変勉強にもなった。

 

役者の魅力が大きく、それだけ引き込まれる

ってやっぱ、いい。

そして、寺という空間がそれを助長する。

場所選びGOOD! 

 

お話も、あらすじがパンフに書いてあったし、

分かりやすい話だったので、

古典(?)が苦手な僕でも理解できて、

そこも面白かったです。

 

これが1000円だと思うと安すぎる。

自分の芝居は不景気のため(?)値上げしてますが、

身が引きしまる思いでございます。 

 

まだまだやれるところはあるんだろうけど、

まだ、来週にもあります。

僕が今年見た芝居の中で、一番か二番によかったです。

俗的なエンターテイメントではありませんが、

大変楽しめると思います。お勧めです。

 

静かな落ち着いた芝居もいいな!と思った今日この頃。

 

見に行く前に、体調悪かったり、仕事のことで悩んでいたのですが、

芝居見て、すーっとその空間に浸れました。

これこそが、芝居の良さ。 

 

空間作り。

その空間にお客様を引き込む。

お客様と共に、新たな空間を作る。

 

7月の公演、頑張ります。

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コメント

「一人他役なのに、後半になるにつれて、
まったく演じ分けせずに、セリフだけ他役!」

そうそう。
ありがとう。

投稿: かく | 2009年6月20日 (土) 15時41分

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