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2009年10月31日 (土)

「学園のパーシモン」井上荒野

全然中身は知らなくて、

題名と装丁とあらすじだけで買いました。

昔、図書館でこういう風に選んで色々読んでましたが、

久々に、感覚選びで手に取りました。

「学園のパーシモン」井上荒野

 

幼稚部から大学部まで同じ敷地内ある学園。

愛と自由をモットーにする学園。

そこのカリスマ的な学園長は死にそうで、

そんななか、「赤い手紙」がある生徒に届く。

十代のきらめくような退廃を描く大人のための学園小説。

 

あらすじを書いてみましたが、

なんのこっちゃ?って感じですね。

不思議な学園が舞台で、

今にも心折れそうな十代の登場人物ばかりが登場してきて、

独特の世界観が築きあげられ、すぐに世界に吸い込まれます。

雰囲気、川上美映子の「ヘブン」に似た所あり、

不思議な空気の中で、折れそうな十代やその周りの大人の弱さが、

丁寧に描かれています。

 

面白いなぁ、と思ってネットで調べたら、

直木賞作家でした。女性作家でした。

このタッチは女性な感じです。

 

最後は「狂気」では終わらず、

「空虚」というかそんな感じで終わりますが、

フィクションの中のリアルさ的な感じで終わり、

個人的には好きな終わり方でもありました。

本谷有希子のとか時々ついていけない時もあるので。

 

本を読む時、その余韻を味わうために、

解説を読まないようにしています。

解説は新たな視点を与えてくれますが、

その本からもらった自分の感触とは異色のもの。

「不変なのは書物であって、解釈は絶望の表現」

 

特に、面白かった本だと、その余韻が後に残る記憶となる。

しかし、今回は暇だったので読んでしまった。

勉強にはなったし、

自分で物書く上で、こういうの読むのは必要なんだろうけど、

やっぱ、違う余韻が入り込んでしまって、

「感じる」というより、「考える」で終わってしまう結果になり、

ちょっと残念。

 

色々感じ、その感触がステキな本です。

かなりのオススメです。

 

この作者、かなり気に入りました。

2冊買いました。

あらすじ見る限り、惹かれるのが少なかったのですが、

今回の文春文庫から出てる奴と

直木賞取った「切羽へ」。

上のは、空気感が似てそうだからで、

下のは、自分が今書いてる題材に似ているから。

 

自分の台本は全然進んでないけど、

読むのが楽しみです。

だって、面白いのに接しないと、

なんか書く気が起きないのだもの。

 

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2009年10月28日 (水)

「名探偵の掟」東野圭吾

小さい頃から色んな本をたくさん読んできました。

推理小説も好きだったのですが、

中学の頃だったか、

推理小説は、エンターテイメントとして面白いが、

文学とはいえないので、読む価値がない。

と思ってしまい、一時期推理小説から離れていた時期もありました。

 

最近の東野圭吾シリーズは続き、

「名探偵の掟」

 

名探偵物の脇役警部が主役となり、

推理物の定石などを揶揄しながら、

推理物を展開し続ける

そんな話。

 

文中に、

「ここまできて犯人が分かってない読者は、

 ちゃんと読んでないか、よほどの鈍感」

みたいなことが書いてあって、

そういわれたら、犯人のめぼしはつくけど、

言われなかったら、普通に驚くだろう自分に気がつき、

今まで騙されやすかった自分の原因が分かった気がしました。

今度から、少しは犯人が分かりそうです(笑)

 

そういう収穫もあり、その場その場は楽しいですが、

後にはあまり残らない小説でした。

「殺すなら今」の話は結構心に残りましたが、それだけ。

 

東野圭吾を三個読み続けました。 

今は、推理小説も好きです。

そして、今でも、

文学というよりエンターテイメント!

という受け取り方が強い気がします。

なので、こうまとめて読むと飽きが生じますね。

時々読むくらいがちょうどいい感じです。

そんなことに気がついたので、

次は違った感じの本を読もうと思います。

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28歳になりました。

昨日、28歳になりました。

27歳は災難続きでしたが、

28歳はいい一年になるんでしょうか?

なったらいいな!と思いつつ、始めからつまづいている僕。

 

何もせずにいいこと続くわけがない。

一歩一歩進んで、それを楽しんでいくしかない。

 

ここ数ヶ月、旧友たちに会う機会が多かったです。

数年ぶりにまとも話す友人も多く、

ほとんどが仲良かった人たちなので、

なんだか自分を見直す機会になった。

 

中学の自分と、高校の自分と、大学の自分と、

芝居の自分と、仕事の自分。

表面上は全然違う風な感じがしてきたのですが、

根の部分は変わらないのか、

仲良かった友人たちが見抜いていたのか、

彼らが持つ僕の印象ってほぼ同じ。

そして、それらは。

僕が持つ僕の印象とほぼ同じ。

 

まぁ、飾らずに生きてきたってことなんでしょうが、

みんなに似たようなこと言われるので、面白かったです。

 

愚直に生きてます。

いや、色々厳しいことも多いけど、

愚直に生きます。

 

そう生きたいし、

そうしか生きれない、

不器用な僕。

 

28歳

頑張る。

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2009年10月27日 (火)

「ウォッチメン」

何の期待もなく、何の知識もなく、DVDを見た。

「ウォッチメン」

 

自衛団的な、スーパーヒーローの集団がいて、

その人たちが引退し、平穏(?)に暮らしていたら、

核戦争の危機が近づき、

誰かが元ヒーロー狩を始めた

ってお話です。

 

始めは全貌を明かさず、

よく分からないヒーロー集団について、少しずつ情報を出していき、

徐々に世界観を出してきてるあたりは面白かった。

が、長い。単調だ。

大体全貌が見えてから、物語が転換するまでのグタグタさ。

長いと感じるだけでなく、普通に尺が長い。

3時間くらいあった?こんな長さはポストマンぶり?

 

「300」の監督さんなので、映像はきれいなのですよ。

そこは見てて楽しい。

シュールさを狙ってるのか、マジでやってるのかわからない

時々見せる、豪華っぽいBGMも面白かったですが・・・・・

 

ラストもよかったですよ。

ネタバレになるから注意ですが、

こう、

ヒーロー者のくせに、誰も悪役で終わらない。

とはいえ、ヒーローでも終わらない。

話全体も現実っぽいメッセージだし、

人間くさくて、そこらへんは共感持てた。

 

とはいえ、長いよね。

ジョンの話とか長すぎだし・・・・・

映画の出だしは説明セリフが少なかったのに、

ジョンのセリフだけは、説明セリフのオンパレードは、

どうにかならなかったのか?

全部聞いたところで「よく分かる」わけでもなかったし・・・・

 

そもそも、あのヒーローたちはどこで超人的な怪力を手にしたのか?

訓練しただけでしょうか?

力を手にしたいきさつが描かれたのはジョンだけでした。

そして、誰かに「お前は人間にすぎない」と言っていたジョンですが、

いくら変なパワーに身を包まれても、お前も人間だろ!

とツッコミたくなる。

見た目も能力も超人っぽく、超人っぽいこと言ってるわりに、

一貫して人間臭かったジョン。

これは狙いなんだろうか?

狙いと信じたい。

 

後半だれるのを覚悟したら、面白くみれたかもな映画です。

次の日が休日の時に見ることを薦めます。

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2009年10月26日 (月)

ハンバーグを作った。

れんこんが余っていたので、

れんこんを使える料理と、ハンバーグを選びました。

初ハンバーグ作りです。

 

パン粉と牛乳を混ぜる。

玉ねぎをみじんきりにして、炒める。

みじん切りは目がいたい。

れんこんを擂る。半分はみじん切り。

以上を混ぜる。

ひき肉と塩コショウを混ぜたものと合体させ、混ぜる。Dsc00275

 

 

まだまだまずそうですが、

油をつけた手でぺったんぺったん繰り返したら、

なかなかうまそうで、

その後の加熱も問題なく進み、

Dsc00276  

できた!

 

初ハンバーグにしては上出来の見映え。

 

お味は・・・・

 

うまい。

普通にうまい。

れんこんの味はしないが、

たまねぎの甘さなのか、甘くてうまい。 

 

手作り餃子もうまかったけど、

こっちの方が手間がかからないので、

また、作りたい一品ですね。

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2009年10月25日 (日)

さらば、民主党政権。

発足して一ヶ月ちょっとの民主党政権ですが、

はやくも無能っぷりを発揮してますね。

ここまでとはちょっとびっくりです。

というか、

せわしなく何かやっているように見せかけて、

自民党政権の時代とさして変わらない。

むしろ、それよりひどい。

 

若手や一部にいい改革派がいても、

結局締める決めるのはのは古狸。

内閣内でも一部がちゃんと頑張っても、

最後の決断は古狸。

 

しかも、 

一貫性もなければ何もない。

面倒なことは後回し。

そして、

亀を止められない鳩。

2元化を心配していた当初ですが、

もはや小沢政権として一元化されてるようにしか見えない。

 

政権交代させよう!

と小選挙区の投票に民主党議員に入れて後悔。

必要なのは政権交代でなく政界再編。

比例はみんなの党に入れた僕ですが、そこはまだ後悔してません。

とはいえ、自民党も何がしたいのか分からない中、

みんなの党、補欠選挙に候補者たてろ!

と言いたい。

5議席、実質7議席とった政党なのだから、

しかも、こんな状況なのだから、

たとえ勝てる見込みが少なくても、政界再編を掲げるなら、

その国民の声を反映させるべく候補者を立てるべき

なんじゃないかと思うのです。

民主党でも自民党でもいいので、

改革派の若手の議員は早く離党してほしい。

 

最近の政治ニュースを見てるとイライラしかしない僕でした。

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2009年10月23日 (金)

ドラマ「アンタッチャブル」

最近、テレビドラマを見ない僕ですが、

大好きな要潤が出ているので、見ました。

アンタッチャブル

1話は見逃したんですがね。

 

全然期待してなかったですが、結構おもしろかったです。

何がよかった!って、芦名星!

久々のドンピシャな女優さんです。

どっかで見たことあると思ったら、

ドラマ「ギラギラ」できれいだと思ってた女優さんでした。

最近、自分の好みがよく分からない面食いな僕ですが、

こんなドンピシャな女優さんを見れて嬉しいです。

ってか、ドラマ「STAND UP」にも出てたんですね。

あのドラマは大好きでしたが、彼女は全く記憶なしです。

とりあえず、DVDチェックですね。

 

ドラマの話自体も面白かったです。

サスペンス単発で終わらず、

「闇の組織」なひっぱりがあるところがいいですね。

トリック ファーストシーズンを彷彿とさせます。

石原さとみ主演のドラマ「パズル」は単発すぎて見る気が失せたけど、

こういう引張りがあると深みでて、

しかも、一話も見逃せない感じが出て、いいですね。

 

これからも見ようと思います。

久々のドラマ。見続けることができるか!?

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2009年10月20日 (火)

ちぐはぐな民主党政権

マニフェストって、

政権をとったら、その4年間で実現させる公約

ではなかっただろうか?

 

最近の民主党政権を見ていると、

何も一気に全部やろうとしなくていいだろう。

と思う。

一気にすべてやろうとすれば、予算膨れ上がって、国債増発!

って、小学生でも予想つくだろうに。

一番不思議なのが、

「麻生政権よりは国債は発行しない」という約束が、

いとも簡単に反故されていること。

 

マニフェストに書いてある政策を実行できないなら、

そのことで世に真意を問うべきだ。

と某大臣が言っていましたが、

国債については真を問わなくていいですかね?

そもそも麻生政権って国債出しすぎな政権だった気がしますが、

それを基準にするのもはてなだし、

それすら守れないのは、もっとはてな

 

目玉となる2,3だけやって、他は予算を絞る。

それでいい気がする。

しかも、目玉政策は小出しにしていかないと、

4年間話題が維持できないと思うのですがね。

こんなに一気にやろうとして、政策も詰め切れないだろうに・・・・・

 

そもそも

「無駄を削減して、特別会計に切り込んで」

お金を捻出するはずじゃなかったのか?

小泉内閣でも中々できなかったことを、

いとも簡単にできるような言葉を並べていたのに、

面倒なことは後回しにして、

ただやりやすいことを、やりやすい財源で!

って、ただのバラマキじゃん。

 

これが民主党の掲げた政治なんですかね?

 

努力して、財源を確保してから、

様々な政策を実現するのではないのか?

 

もはや、木を見て、森を見ずな政治です。

 

森を見るはずの鳩は、

どこ見てるのか分からないし、

マジで宇宙見てそうだし・・・

国家戦略とか成長戦略とかあるのかな?

これが政治といえるのかな?

 

とはいえ、自民党にも入れられる感じでもないし、

迷走JAPANは続きそうですね。

 

前原さん、頑張ってるなぁ

と関心しますが、

いつまで突き進み続けられるか?

永田メールみたいな感じでいなくならないことを願います。

 

とりあえず、あの2党をはずすことから始めてほしいです。

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2009年10月19日 (月)

母が倒れて、犬2匹。

一年半前、脳梗塞で倒れた母親が、また倒れました。

今度は、くも膜下出血でした。

犬の散歩中に誰かと話している時に倒れたので、

すぐに救急車呼んでもらえたし、犬のチェリーも保護してもらえて、

不幸中の幸いでした。

家の中で倒れてたら、やばかっただろうから。

 

いきなり、姉から電話が来たので、なんか嫌な予感がして、

無意識に心の防御壁が働いたので、

そんなショックは受けなかったのですが、

そのせいか、最悪の事態ばかりをイメージしてしまって、

ダメな人間です。

そうすれば、いざって時のショックが最小になるだろうと、

無意識のうちにそういうイメージをしてしまいます。

極度に楽観視をしたがる姉とかとは対照的です。

 

くも膜下出血って悪いイメージしかないし、

この前、中学時代の先生がそれでなくなったばかりで、

そういうのもあって、無意識の働きが強くなる・・・

  

一昨日、昨日とずっと病院にいました。

検査・手術までが一山と言われ、

いつ何が起こるかわからないので、ほぼずっといました。

いたといっても、座ってるだけ。仮眠してるような、してないような。

二時間だけ病院に近い姉の家に泊まったのですが、

眠れないだろうと思って酒を飲み、

地味に姉と話し込んでしまい、

不覚にも翌朝寝坊してました・・・・・・

 

主治医の先生がファンタジスタ。

ずっと処置に携わっていて、この人いつ寝てるんだよ!

と関心してしまいます。

ただ、だんだん疲れていくファンタジスタ先生の顔を見ながら、

その状態で手術するんだ。

とちょっと不安になったり・・・

こういうのを見ると、

僕には医者にはなれないなぁ

とつくづく思う。

こんなタフさはない。あっても、ずっとは続かない・・・・

 

色々説明してくれてよく分かったのですが、

選ばせる所で、地味に誘導的な説明をしていたのも、

ファンタジスタでした。

 

ファンタジスタ先生のおかげもあり、

幸運のおかげか、神の加護か、

手術は無事に成功しました。

 

写真つきで、手術の説明してもらったのですが、

なんか細かいのをよくやるなぁ。

よくここまで医療は進歩したなぁ。

と改めて関心しました。

進歩した医療がなかったら、もうない命。

そう考えると、なんか複雑な気持ちになりました。

 

手術が終わっても、戦いはここからだそうです。

3週間は、脳梗塞や合併症の可能性があり、

死亡リスクも小さくないようです。

死亡でなくても、障害が残るリスクも小さくなく・・・・

最善の処置はするけど、何が起こるかわからない。

と言われ、

先にも後にも、祈るのみか?

 

手術が終わったので、ひとまず帰宅。

家族で集まって、今後の体制を相談。

 

僕なりに思うに、意識が戻った母親の心配は、

実家の犬のチェリー。

この間、姉貴分のメリーが他界し、

そのストレスで家でトイレができなくなった

実に繊細なチェリーです。その上、母親っ子。

息子、娘は独立し、僕なんか好き勝手やらせてもらってるので、

もはや、母親の心配は、チャリーに絞られる。

 

金のない僕の役目はだんだんと見えてきます。

犬の世話です。

毎日仕事に行って、面会にいく父親の負担を軽くするためにも、

僕の役目は犬の世話になるわけです。

それと、僕の考えでは、

仲が悪くてもネイビーとも一緒にいたほうが、

母親の心配も薄まるんじゃないか?

と思い、

とりあえず、入院中は、

僕がネイビーをつれて、実家に住み、2匹の面倒を見る

か、

今の僕の家に、チャリーを連れてくる

の2択になりました。

同居人のこともあるので、始めは実家にいこうと思いましたが、

どう考えても不便なので、同居人と大家さんの許可をとって、

チャリー受け入れを選択しました。

 

中型犬で、自分勝手なチェリー。

負担は小さくないですが、

祈る以外にできることといったら、これぐらい。

 

私事をツラツラと書いてしまいました。

公に書くべきことではないのかもしれないけど、

書いた方が心の整理がつきやすいので、

書かせていただきました。

読んでいただいた方、ありがとうございます。

 

脳梗塞や合併症が起こらないことを祈りつつ、

時々見舞いに行きつつ、

犬の世話、頑張ります。

 

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2009年10月17日 (土)

「放課後」東野圭吾

東野圭吾の2冊目は、

デビュー作の「放課後」

 

今回は4日もちました。

舞台が女子高だからってわけではありませんが、

始終集中して読みきることができました。

伏線が多くて面白かったのですが、始終緊迫な感じなので、

ちょっと緩急がなかったかな?という印象ですが、

「赤い指」よりは好きでした。

どんどん進む東野読書。

 

ここからネタバレ!注意!

 

 

 

いやぁ、ケイだったとは!?

いいところついてきた!

発見の時に、残ってた2人、ケイと竹井は怪しいと思ったのですが、

竹井は死んじゃうし、残るケイは、自然と候補から外れてる。

いや、ケイは怪しんですけどね!

主人公の心境じゃないんですが、

怪しみたくないんですよ。

あの憎みきれないキャラ。

しかも、小説だから、あぁいうキャラは、

創造の中では自分好みの顔になるわけで、

どんどん怪しみたくなくなる。

 

「しょぼい返しでも、犯人に思い入れをもてれば、

いい落ちになる」

自分の脚本書く時メモに入っている言葉ですが、

分かっていても思い入れをもたせるのが難しいわけで、

いやぁ、ケイには、まんまとはまりましたね。

 

密室トリック。

簡単すぎて、なぜ思いつかなかった!?

と自分に落胆しましたが、

1本だと思ったのが2本だった!

スクリームの犯人2人の衝撃に似ている・・・・

 

殺害の動機って、こじつけなのが多いけど、

今回は、ちゃんと腑に落ちたので、そこもすっきり

ただ、一つすっきりしないのが、

犯人の宮沢はなぜ合宿でわざわざオナニーをしていたのか?

オナニーを見られて・・・からのくだりは納得できるのですが、

なぜ、部活の合宿で、しかも、相部屋で、そんなことをしてたのか?

そこの動機が分からない。

 

高校生だし!って?

 

家でやれ!

 

と思っていたら、最後の奥さんです。

奥さんの浮気ってありきたりすぎる!

と思い、

奥さんと犯人がつるんでるか?捨て伏線か?

の予想だったのです。

ってか、ケイ達の犯行説明で、すっかり奥さんのこと忘れてました。

 

ありきたりな返しでも、ビックな返しの後で出されると、

「忘れた頃に」感で、結構な衝撃が来るものですね。

ありきたりをここで出すってのも、狙いなんでしょうね?

 

それにしても、奥さん、何も言わないで、殺すって・・・・・・

  

というわけで、満足お腹一杯の読書でした。

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2009年10月15日 (木)

カイジ

映画見てきました。久々のレイトショー。明日仕事。

カイジ

 

原作の漫画は、絵が好みじゃないので、

全然知らないのですが、予告が面白そうだったので、

期待大で見に行きました。

 

藤原竜也です。

藤原竜也の代表作といえば、

「バトルロワイヤル」がいまだにでてくる僕ですが、

さて、代表作更新なるか!?

 

なりませんでした・・・・・

残念・・・・・

 

ここからちょいとネタバレです。

 

だいたい「語り」が多すぎる。

物語のリズムが・・・・・・

 

特に、鉄橋。

一番の盛り上がりな場面なはずですが、

そのせいか、感動させようとしてる感がムンムンで、

そして、とにかく、語りすぎ。

 

そんな語れるなら、そんな叫べるなら、簡単に渡れるだろ・・・

と、感動の語りが長くなるほど冷めていき、

早く渡れよ

とだんだんイライラしてきて、

もうこのシーンで冷め切った。

 

ゲーム自体は、ドキドキするし、楽しめはするのですが、

語りが多いし、そんな無理やり感動に持っていかなくていい。

もっとゲームで埋めてくれた方が楽しめた。

 

ゲームもライヤーゲーム的なものを期待してたので、

心理戦というか、考察戦が少なかったのが残念。

なので、ラストとか、狙いは分かるのですが、

全然必勝じゃないじゃん!

とちょっと拍子抜け。

 

何はともあれ、

香川さんの「ファックユー」 と 「ヘビ」

が一番印象に残った映画でした。

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2009年10月13日 (火)

携帯をかえようとしたら・・・・

今の携帯を使って3年。

そろそろガタがきている。

そして、やっとお気に入りを見つけた。

 

ソフトバンクサムスン・アルマーニ携帯!

板形だし、かっちょええし、

この機を逃したら、次いつ機種変機運が高まるか分からない。

ずっとソニーの携帯だったので、メーカーを変えるのは抵抗ありですが、

ソニーは、板形全然出さないし、いまやauでしかないから、

そこの不便は目を瞑り、見た目で行こう!

とここに決める。

  

しかし、僕は今、ドコモ!

とりあえず、ポイントを使い果たそうと、

体重計を注文する。

 

問題は、ドコモ契約解除料!

 

仕事帰りにドコモショップに行ってきた。

ミー:契約解除料はいくらですか?

ドコ:一万円です。

ミー:解約料かからない更新月の翌月っていつですか?

ドコ:2年契約の割引ですので・・・・

   えーと。更新月が8月なので、あ、先月、9月ですね。

 

ドコモのおねぇさんの前で、あからさまに凹んでしまいました。

「ぬぅ」と思わず声が漏れました。

 

あと2年待たなきゃこないなら、いつ解約しても同じだな!

と前向きに捉えればそうなのですが、

あと半月早ければ一万円浮いたのか?

と最近金欠MAXの僕はそっちの気持ちがでかくなり、

機種変機運は一気に落ち込むのでありました。

 

解約料・・・・・・・・

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2009年10月12日 (月)

「A ストラップ デトロイト」

A ストラップ デトロイト

という映画をご存知でしょうか?

Googleで検索してもでてきませんよ。

 

今朝の僕の夢の中で、

僕が見ていた映画です。民放で(笑)

僕が見ている映画なのに、出演者に僕もします。

 

非常に凝られた映画で、オチとかもはっきりしていて、

起きた瞬間にすごい目が冴えてたので、

久々に夢を完璧にメモりました。

 

その後、寝たら、その続きを展開してくれていて、

新たな素晴らしいオチを見せ付けてくれました。

 

起きてる時、台本の構成を考えるのに、時間かかるのに、

夢というのはなんてすごいんだろう

と思わざるをえない。

 

面白い話なのですが、エロティックな描写も多いので、

自分の舞台では実現しそうにありません。

小説とかで書きたいけど、その技術がありません。

 

その後に、見た夢は、ハリポタのパロディでした。

なぜか僕も出演してました。

 

夢ばかり見て、全然寝た気がしない連休の朝。

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2009年10月11日 (日)

「バーン アフター リーディング」

だいぶ前に見たDVD。

「バーン アフター リーディング」

 

予告編を見る限り、ナンセンスコメディなのかと思いつつ、

キャラがおかしいだけで、真面目にストーリーが展開されてました。

 

何がすごいってブラピがすごい!

ブラピが若い!若々しい!

いまや、大御所だろうブラピがあの役でいいのか?

と思いつつ、

最初から最後まで演じきってるあたりが

この映画の一番の見所だろう。

 

ある人にとっては人生をかけた一大事でも

支配層してみれば、ささいなこと。

そんな不条理や、風が吹けば桶屋的な感じが描かれているあたりは、

とても共感できるが、

ストーリー的に盛り上がりがなく、タンタンと進んでいくあたりに、

まぁ、そこは狙いなんだろうけど、

僕は退屈に感じたし、後に残るものがちょっと少なかった、

あっけなく終わった感がした。

まぁ、それも作り手の狙いな気がして、まんまとはまる僕。

 

なんか適当に見たい時にオススメな感じの映画です。

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2009年10月 9日 (金)

ヤクルト、CS進出!

長年ヤクルトファンですが、

最近はあまりTV中継もないので、

熱が冷めてつつありますが、

CS進出!

 

阪神2連戦。正直無理だろう!と思っていましたが、

なんかやってくれましたね。

今日行けばよかった神宮。

 

楽天も2位確定したし、CS楽しみです。

 

ヤクルトの監督が古田だった頃、

日本シリーズのヤクルト対楽天を期待してて、

結局実現しませんでしたが、

別に、もう古田じゃなくていいので、

実現してほしいです。

 

ってか、CSくらいはTV中継してくれるんでしょうかね?

昨日、今日の試合くらい中継してくれてもいいじゃん!と思うのですが、

されずに、つまらない。

CSくらいは見たい。

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「赤い指」

川崎へ引っ越して一年ちょっと。

初めて、電車を降り逃し、横浜まで行ってしまいました。

本に没頭していたからです。

東野圭吾「赤い指」

 

東野圭吾。

気にはなってたし、兄を始めいろんな人に薦められましたが、

まだ一度も読んだことのない作家さんでした。

帰りの電車が暇で、でも、パワーもないので、

漫画か面白い小説に限定される中、

漫画は読む時間の割りにコストが高いので、

とうとう東野圭吾に手を出したわけです。

 

とはいえ、帰りの電車2回で読み終えました。

会社の昼休みに読み進めたのがまずかった。

おもしろいといつもこれだ。

我慢するけど、先が気になって、

「電車の暇つぶし用」という趣旨がどこかへいってしまう。

 

というわけで、東野圭吾「赤い指」。

面白かったです。文章自体にはさほど魅力は感じず、

そういうのは川上美映子とかの方がやはり好き。

とはいえ、東野圭吾。物語の引張りが半端ない。

掴みの部分とか、誰でも思いつきそうなストーリーなのに、

完全に掴まれしまいました。

前半の加害者家族の描写がいい。

人間臭すぎて、心汚すぎて、

嫌気が差してくるけど、そこがいい。

そこで完全に掴まれた。

 

そのせいか、捜査の下りが始まると、

少しだらけた感じを受けてしまいましたが、

結構すぐに、事件の核心に入っていくので、許容範囲。

 

ちょっと「展開早!」と思いましたが、

このくらいがちょうどいいんでしょうね?

コンパクトにまとめる技術に脱帽です。

ここで「展開早!」とか思ってるから僕の話は長いんだ・・・・

と脱線したので、元に戻す。

 

オチについては、ちょぴっとネタバレなので、ここから注意。

全然読んだことなかったので、構えがなかったのですが、

普通の推理小説なんですね。

最後のオチの返しはよかったけど、

説明セリフのオンパレード!には、

やはり、ちょっと違和感を感じてしまった。

2回返しですね。それくらいがちょうどいいでしょうか?

 

最後の伯父を看取るくだりは、なぜか、

まだ生きているネイビーのその時を想像し、

非常に寂しい気持ちになりました。

そうして、電車を降りるのを忘れました。

 

東野圭吾。

いろんな作品、読んでみようと思います。

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2009年10月 7日 (水)

クロスゲーム

小山は今、キャラに合わない漫画にはまっています。

クロスゲーム

あのあだち充先生の漫画です。

 

日曜日の朝、ふとテレビをつけるとアニメがやっていて、

ついついみちゃってたクロスゲームで、

面白いので、漫画を読み始めたわけです。

 

タッチは、再放送で見てたけどうる覚えだし、

H2とか全然読んでないし、

それ以外のあだち先生の作品しらないし、

クロスゲームもまだ6巻までしか読んでないけど、

 

クロスゲームが一番面白い!

はず。

 

光というスーパーピッチャーが主人公で、

その近くに住み喫茶店をやっている家の4姉妹が関わる話。

 

タッチみたいですな。

 

なにがいい!って、4姉妹のうちの若葉がいい!

若葉な純粋な生き方が輝き、

みんな若葉が好きで、若葉に対する愛情に溢れ、

そして、若葉への愛情により、つながっていく野球の輪。

 

ただの野球の話でなく、

その輪が、若葉への愛が、所々に描かれるところに、

胸が一杯になってしまうのです。

 

世の中に疲れた人には、心一杯になるいい話しです。

マジで、オススメです。

 

ここから1巻のネタバレです。

読んでない人は、見ちゃだめよ!

読んでから見てね!

 

 

あぁ、1巻は、衝撃のラストでした。

アニメ見てたときに、空に映る感じでしか若葉出てこなくて、

海外にでも留学してるのかな?

と思っていたのですが、

1巻読んでると、タッチに設定が近いし、

タッチってことは、双子っぽいのが死ぬの?

え?若葉?

と心に心配の芽が出た途端、

若葉が事故に・・・・

若葉の純粋さがその死を切なくさせ、

1巻にして最終話のような寂しさを感じました。

 

この1巻だけでも十分ですが、

ちょくちょくでてくる若葉談話。

3巻の終わりとか、もう、だめです。

 

あぁ、早く続きよも。

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2009年10月 4日 (日)

同棲 別居 半同棲

さてさて、

ウーパールーパのマッコティン

金魚のドレーヌ

の続報です。

 

実家からきたマッコティン。

餌も残し、動かないので、

残飯処理のために購入した金魚のドレーヌ。

二人の同棲生活は、

ドレーヌがマッコティンのえらを食べる!

という事態を受け、別居へ。

水槽をでかくした矢先のことでした。

 

別居しても、相変わらず、餌を残すマッコティン。

何のためにうちに来たのか、その意義を失ったドレーヌ。

 

そこで、

Img_4042 でかい水槽に、網目の仕切りを付けました!

ドレーヌが通り抜けられず、

かつ、餌の残りは通り抜ける網目!

 

こうすれば、

ドレーヌは、マッコティンのえらは食べれないし、

残飯は下に落ち、食いしん坊のドレーヌにより、残ることはない。

 

この仕切りにはいいところがもう一個あって、

マッコティンが上に上がってくる!

水面近くまでくるので、餌があげやすく、

残飯自体も減りました。

 

うちにきてから、急激にやせ細ったマッコティンですが、

ドレーヌとの半同棲もうまくいきそうで、

やっと幸せが訪れたようです。

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