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2009年11月28日 (土)

科学予算の事業仕分け

いろいろ物議を醸している科学予算の事業仕分け。

 

基礎研究は大切だし、

コストパフォーマンスだけでは語れない部分がある。

あんま削ってほしくはないぁ

と一応科学畑にいたことのある僕は思います。

 

ただ、そうは言っても、いろんな無駄もある。

天下りで無駄なお金がたくさん使われてるだろうし、

役所仕事で被りまくってる事業もあるだろうし、

割り高でやってることたくさんある気がする。

 

問題はコストダウンというより、

科学振興に関する構造を大きく変えること。

それによって無駄をなくし、有効にお金を使うこと。

ちゃんとそうすれば、予算が減っても、

科学者の方々からそんな文句が出ないんじゃないか

と勝手に思う。

まぁ、民主党は、そういうことやりたいのかもしれませんが、

見ている限りできてないし、

今後もちゃんとできずに予算だけ減らされそうだから、

みんな焦ってるんでしょうかね?

 

でも、こういう問題が浮き彫りになったという事自体は、

事業仕分けのやった意味があったんじゃないのかな?

と思います。

 

それにしても、事業仕分け。

れんほうさんやりすぎ!とかおかしなこと言われてますが、

問題にすべきは、お役所の答弁のレベルの低さじゃないのか。

日本の官僚は、かなり頭いいんじゃなかったのか?

「世界の誇る日本の頭脳」じゃなかったのか?

説明するんだからそれなりの地位にいる人だろうに、

なんでそこらへんの政治家にあっさり負けるんだ?

 

少し前は、官僚になれない人たちが政治家に流れた

って聞いたことあるんですが・・・・・・・

 

科学予算が削られるって時も、

コストパフォーマンスだけでないという

有無を言わさないデータや実例、説明がちゃんとできれば

こんな問題にはならなかっただろうに・・・・・

説明できなかったんですね。

そこが悲しいですよね。

 

ディベート的なことに慣れてない日本人気質なのかもしれませんが、

政治もよく分からない方向、向いてるのに、

役所の能力はすら信じられなくなったら、

この国はどうなっちゃうんでしょうかね?

 

1ドル84円台にはマジでびびりました。

為替やってる方々は、

ニタニタ笑ってるか、死んでるかどっちかなんですかね?

あぁ、怖い怖い。

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