「上手(かみて)と下手(しもて)」の意味合い
舞台で、お客様から見て
右手側を「上手(かみて)」
左手側を「下手(しもて)」と言います。
昔、何かで読んだ本には、
物語は、基本「上手から下手に流す」
と書いてありました。
それを読んだ僕は、
登場人物、特に、主役は、上手から登場して下手にはける。
物語を流すナレーションは、上手で行う。
という風に解釈しました。
そう解釈したのですが、その頃は若かったので、
わざとルールと逆のことをしようと、
ナレーターを下手においたりしましたが、
今では、上手から下手に流すことを心がけてます。
その方が見ていて落ち着くし、
意図的に違和感を出したい時は、逆に流せばいいので、
そういう方向性は大事にしています。
この上手と下手ですが、
西欧では、日本の逆で、お客様から見て
右手側を「下手」、左手側を「上手」らしいです。
それを知った時から「なんで逆なんだろう?」と考えていたのですが、
最近、自分の中で納得する答えが見つかりました。
物語の流れる方向
ということから
実際に物語を読む方向に目をつけてみました。
すると、
日本語は元々縦書きですから、
縦書きの文章は右から左に読み、右から読み進めていく。
逆に、英語圏の文章は左から右に読んでいく。
(読み進める方向は上から下になっちゃうんですが・・それはおいといて・・・)
というように、
それぞれの「上手から下手の流れ」にマッチしています。
こういうことが影響してるんじゃないか?と思いつつ、
文化比較とか学んだことないので、正確にはわかりません。
でも、あながち間違ってもいないのかな?とか思います。
自分では結構納得しちゃったりしてるんで・・・・・
そういうのも考えると、また、芝居とかの面白みが拡がるかもしれませんよ!
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コメント
古来中国では東が上位で日本はそれに倣いました。しかし中国と同じく建物を南面に建てる日本では建物から見て東は左側で、いつしか建物(自分)から見て左側を上位と考えるようになりました。
そして当然昔の舞台は客席側が南に作られていたので、舞台から見て左側は東となり上手下手は決まったようです。
西洋では東西は関係なくあくまでも自分に対して右側が上位ですから、必然的に舞台から見て右側が上位になったのではないかと自分は解釈しています。
もちろん学術的な検証もしてませんのでこちらも個人的な解釈ですが(^-^;
投稿: ROKY | 2010年8月14日 (土) 14時19分
ROKYさん!
コメントありがとうございます!
左右というか、方角の関係性もあるんですね~
いろんな文化が影響しあって、答えはなかなか難しそうですが、こういうのを考えるのって、面白いですよね!
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