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2010年3月14日 (日)

また見たいと思われる役者になれ!<演出家日記>

3月13日、第5回公演、第8回稽古!

この公演の稽古で、日の出町稽古は今回で最後かな?

 

今回は出席状況により、ラストのクライマックスを集中的に。

僕の演出は、セリフ回し立ち振る舞いが中心なのですが、

毎回のこだわりである「ラストの叫びあい」なので、

心情からのアプローチとかもしちゃいます。

ただ、恋愛の話なので、役者の経験にも左右されたりするので、

「ここは恋愛だけでなく、世界への戦いなのだよ」

と的を広げてみたり、

「ここは、不良が学校の窓ガラスを棒で割るような気持ちだ」

と言ってみたり、

言った後に、

この例えの方が役者の経験の中には入ってないだろうな

と反省したりね。

ラストなので、登場人物たちはいろいろと心傷ついていて、

書いたのは僕なので、僕はめっちゃ感情移入できちゃうわけで、

演出しながら、役者の演技を見ながら、

僕の心はずたずたに切り裂かれ、

その気持ちを伝えようと、どんどんテンションが上がっていきます。

今回の公演の稽古の中で、今まで一番テンション上がりました。

テンション上がるのはいいのですが、おかげさまで、

9時間稽古なのに、6時間くらいで力尽きてました。

役者たちに申し訳ない。

 

もっと申し訳ないのが、自分の役者。

前回、ちょっとは掴んだ気がしたのですが、

今回はぼろぼろ。

演出目線・役者目線で、全然ピンとこない。

 

長く一緒にやってるうちの役者たちが、

演技でこんなに苦しんでる僕を見たことない

というほど苦戦しています。

 

明らかな原因は、演出的なイメージ不足です。

他のシーンは、頭の中で、役者の動きがイメージされまくりますが、

今回の自分のシーンは、静止画すら浮かんできません。

もう一つの原因は、急遽の代役で、イメージ不足のせいなのか、

演出・役者としてでなく、役者として稽古してしまってる点

役者として、相手の役者との空気をあわそうとしてるだけ。

そして、相性もあるのだろうけど、それに、ことごとく失敗。

相手の役者に対して演出としてのだめ出しもほとんどしてないので、

冷静に考えれば、うまくいくはずがない。

 

ここは焦らずに、じっくりとイメトレを繰り返し、

読み練を繰り返し、しっかりと相手の役者を作ってから、

自分の役を固めていきたいと思います。

前回公演できてたことができてない。

いくら代役とはいえお粗末すぎます。

 

そして、

演出小山の準備不足とはいえ、

役者小山としてもふがいない。

 

小山の演技を見に来てくれたお客様に、がっかりされないように、

この演技を見られてよかった、また見たいと思っていただけるように、

演出としても役者としても納得のいくまで稽古を重ねていきます。

 

まだまだ本番先ですが、どうぞ期待しまくって、ご来場下さい。

 

通しまであと稽古は2回。

 

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