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2010年4月15日 (木)

昨日、宣伝をこき下ろした映画

「シャッターアイランド」

 

一日経ってみていろいろ考えてみた今でも、

あの宣伝は煽りすぎで、

あのオチはそんなに重要ではなく、

過去のトラウマに苦しむ人間描写を描いた!

と思っていますが、ふと思った。

 

僕は映画を見ている時に、第一のオチのしょぼさにがっかりし、

その後は、うまく伏線張られるなぁ~程度に適当に見てしまっていた。

もしかしたら、あんなに宣伝してたってことは、

僕が気づいていない衝撃の事実があるのかもしれない。

あの宣伝自体が、思い込みを作る作戦だったのではないのか?

構えさせ、しょぼいオチを見せて、焦点をぼかす。

宣伝マンは「がっかりしてんじゃねーよ。」と高笑いしてるのかも?

 

考えすぎな気もするけれど、

不可解なシーンもたくさんあったので、

徹底検証してみることにする。

 

と、その前に、

あんなにこき下ろしたくせに、

知らぬ間にどっぷりと浸かっている自分がいます。

結構いい映画なのかもしれません。

 

というわけで徹底検証!

ここからかなりのネタバレです。気をつけて。 

 

気になったシーンやセリフをピックアップして、

思いついたアイデアをのせています。

申し訳ありませんが、意見はまとまっていません。

 

<レオ様の左の額の傷と絆創膏>

始めのシーンから貼ってある絆創膏。

剥がれかけてもなかなか剥がれずに、

最後の方でやっと剥がれてすっきりしてたら、

額に傷口が!

その割りに何の説明もない!

あれは何だったのか?

可能性1 傷口=心の傷

見えてこなかった心の傷が、

徐々に見えてくる様を、

額の傷が徐々に見えてくることで表現。

そんなチンケな伏線だったら嫌なのでボツ。

可能性2 手術の跡

手術の跡になんで絆創膏なのか?

ってツッコミが入りますが、

見ている時は、これが一番あると思ってました。

ロボトミー手術は、

作中では目に刺して?くりぬいて?みたいなこと言ってましたが、

他のサイトでは、「こめかみに小さな穴を開けて」とあったので、

なきにもしもあらず?

ロボトミー手術以外のなにかの処置の可能性も・・・・・

 

院長が途中説明してた手術派と薬派の話を踏まえると、

一応その両方の治療をやってきましたよって伏線の可能性。

もしくは、

絆創膏をしてるってことは(笑)、

この猿芝居をやる直前に、 何かの処置をした!

作中に頻繁に出てくる「暴力性」についての話。

レオ様がどんどん暴力的になっていく変化を見ると、

薬を盛られていたと同時に、脳に処置をされていたかもしれない。

暴力性を抑える方でなく、進ませる方向に・・・・・・

詳しくないので、可能なのかどうか知りませんが・・・・・・

 

<水怖い>

当然のごとく、子供の溺死のトラウマ。

そのくせ、

シャワーや豪雨は怖がりません。

灯台に行く時は、海に飛び込み普通に泳ぎます。

チャック愛?

 

<失くしたライター>

船の上で、レオ様が「ライターを失くした」といい、

チャックが「船の奴らが怪しい」という。

むしろ、船が怪しいだろ・・・・拷問船のような・・・・

その後、タバコはいつもチャックが火をつけ、

レオ様は、暗いC棟で、頑張ってマッチ!マッチ!マッチ!

幻覚レディスもマッチだったし、

何か意味がありそうなのだけど、意味不明。

 

<船の会話>

気になったのは、妻の死因。

「幸運だったのは、火でなくて煙で死んだこと」

妄想の放火のくせに、細かい描写。

患者レイチェルが消えた時に、

「煙のように」と表現したのとなにか関係があるのか?

「アパートの家事で4人死んだ」

これは子供含めて4人ってことかな?

それとも妻がやった放火で実際4人被害者がいるってこと?

いるなら、ちょっと話変わってくるかも!?

  

<浮いている映像>

船のシーンや車のシーンが、

異様に浮いている。

金をかけてないだけなのか?

最近技術でこんな違和感も珍しい。

細かく見ろ!と言ってるわりに、これだと、

何か意味があるのか?疑ってみたくなる。

でも、全部幻覚なわけないし、意味不明。

 

<偏頭痛>

偏頭痛だから光に敏感なんだろうけど、

偏頭痛は元々?

額の傷の所であげた脳への処理の副作用?

それとも、今までの薬療法の副作用?

偏頭痛起せるなんて話、聞いたことないけど、

アスピリンという名の何かの薬を飲ますために、

脳への処理によって偏頭痛にしたか?

 

元々偏頭痛持ちで、捨て伏線かもしれないけど・・・・

 

<タバコ・アスピリン>

何か薬を盛られている。

あれは、捨て伏線本当か?

本当だとしたら、何の薬?

幻覚促進?

個人的は、暴力性増大の薬かなぁ~

レオ様、徐々暴力的になっていくし、

暴力についての話多かったし。

ただ、その狙いは・・・

計画を進めるため?灯台にこさせて発砲させるため?

自分の中の悪魔に気づかせるため?

 

<院長のこけた頬>

一番始めに院長がでてきたシーンで、

院長の左頬がかけてるように見えたのは、僕だけでしょうか?

気のせいかもしれませんが、「欠けている」としたら、

自殺したナチスのトップの穴の開いた頬の連想かしら?

 

<RUNおばちゃんのコップ>

「RUN」書いたおばちゃん。

水を飲むときに、手にコップを持ってない。

次のカットは、空のコップを机に置く映像。

次のカットで、コップに水が戻っている。

そもそもRUNおばちゃんが、患者なのか?

患者の振りした看護士なのか不明ですが、

おばちゃんがわざとやったにせよ、水はどうなってる?

そうすると、この一連の行動は幻覚?

「水」はトラウマで重要なので何か意味があるのかもしれない。

考えたけど、全くもって分かりません。

 

<水爆の話>

C棟の囚人がなぜか水爆の話をします。

たしか、RUNおばちゃんも原爆の話をします。

「内側に爆発させるから大きな爆発になるんだ」

って言ってましたが、

それが心の爆発と似てる!ってことでいいのかな?

 

<警備長>

やたら、副警備長ばかり出てきて、

なかなか出てこない警備長。

怪しい。怪しすぎる!

「あいつは、元軍人だ」「そうだろうよ」

ってあの会話、意味不明。

そして、

「暴力」と「秩序」の話!

あの話がしたかったから元軍人なのかな?

あの話、物語の根幹に関わってきそうですが、

まだ全体像がつながりません。

 

<シアトル>

崖の上のレオ様

「ポートランドは寒かったか?」

チャック「シアトルだ」「シアトル」

印象深いシーンですが、意味不明です。

テディやチャックがどこにいた設定だったかも

覚えていないので、さらに意味不明です。

 

<幻覚の人々>

妻の幻覚

見ている時には、妻が身勝手なことばかり言うので、

こいつは幽霊じゃなくて幻覚か!

ってことで、第一のオチがほぼ確定されるようになりました。

僕の解釈では、

この妻の幻覚は、テディ保身のための幻覚。

レイチェルと名のつく幻覚(娘と洞窟のおばさん)が、

真実に近づけさせたい幻覚。

それぞれがレオ様の葛藤。 

レィデスを殺すことで、テディを確立させたい妻幻覚。

 

ノイス

見てる時にはこいつは幻覚だと思っていたのですが、

テープあるし、実在組なのかしら?

その割りに、結構レオ様に話を合わせてる。

灯台に導くようなセリフは、レオ様の心の声だと思ってしまう。

そして、幻覚妻との、互いを信じろの争い。

テープがなかったら、幻覚組なのに・・・・・

テープには何か裏があり、今でも、

C棟のオリから手がでてくるあたりから幻覚なんじゃないか

と思ってます。

マッチ売りの少女的な・・・・・・

まぁ、ノイスの戻ってきたとかの話がどこまでが本当なのか?

いまいちよく分からないのですが・・・・・

 

洞窟のおばちゃん

見ている時から幻覚だと思っていましたが、今でも思っています。

一瞬見えたチャックの遺体洞窟の火も幻覚。

ネズミはどうなんだろう?

そもそもあそこに洞窟はあったのか?

治療や灯台のことを話すのは、真実に近づけさせるため?

 

<最後のセリフ>

「モンスターのまま、生きるか

 善い人のまま、死ぬか」

見たときは、理解できなかったのですが、

考えてみると、

「モンスター」=妻を殺したアンドリュー

「善い人」=トラウマに苦しむが保安官のテディ

ってことなのかな?

つまり、

最後の会話は猿芝居で、

現実は受け入れているが、

死ぬ(手術)ために、テディを演じた。

 

現実は理解したけど、それでも、

善い人である幻想の中にいたい。

 

そういう解釈です。そう思うと、

レオ様の選択がなんか悲しくなります。

 

どこかのレヴューに、

この島シャッターアイランドは、

他の人間とのつながりから隔離された閉ざされた心のメタファー

みたいなことが書かれてありましたが、

そのとおりだと思う。

 

謎が解けなきゃ島を出れない

から

謎が解けても、島を出ない

自らの意思で、外から心を閉ざすことを選ぶ。

 

愛する妻を殺した、それを認めたくない男の悲しい選択。

 

<最後の「テディ」>

最後、シーハン医師が、レオ様のことを、

アンドリューじゃなくて、テディと呼びます。

それは、レオ様がテディに戻ったと思ったからなの?

それなら、ボスっていうはずじゃないのか!

シーハン医師も気づいたんじゃないかと思う。

そして、

善い人でいたい、その選択をしたレオ様の意思を尊重して、

思いやりをこめて、「テディ」と呼んだ気がします。

 

<最後の灯台>

最後、灯台の映像ですね。

あれって、あそこで手術してるってことですかね?

猿芝居のために、全部片付けたってこと?

っていうか、

別に隠すべき手術じゃないなら、

なんで陸続きじゃない灯台でやるの?

 

そうすると、

医者のいうことは全部嘘で、

レオ様は本当は暴きに来たのだけど、洗脳された?

って線も見えそうだけど、それは矛盾だらけだからなぁ。

 

やっぱ、あそこで手術? 

あの最後の灯台、不思議です。

 

長くなりましたが、徹底検証終わりです。

やはり、たいしたオチは出てきませんでした。

暴力についての見解がもうちょっと分かりやすかったら、

全体像がもっとつかめたのかもしれません。

僕の検証不足なのかもしれませんが、

やっぱり、宣伝は煽りすぎで、そういうの気にせず、

人間描写を楽しむ方がいい映画な気がします。

 

ただ、今回、謎解きの検証して、

人間描写も振り返ることができてよかったです。

 

勝手な解釈ながら

結構悲しいお話なんだなぁ~

いまさらジーンとしてきました。

 

それにしても、ここまで検証したの初かも!

DVDになったら、もう一度見てもいい。

 

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