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2011年7月28日 (木)

「八月の犬は二度吠える」鴻上尚史

鴻上さんが新しい小説を出したと知ったのは、
出してからちょっと後で、しかも、アマゾンで、
すぐに買ったけど、結婚式の準備で全然読めなかった本

「八月の犬は二度吠える」

正直、最近の鴻上さんには期待していなかった。

第三舞台封印後、
鴻上ネットワークとかミュージカルとか好きだったけど、

虚構の劇団始めてからは、
若手と新たな演劇を作りたいのかな?
と思って期待して見に行ったけど、
見ていると、
ただ、第三舞台をなぞりたいだけな感じを受けて、
最近は全然見に行っていなかった。

第三舞台復活も、その作品だけで解散って・・・
心境は分からないけど、
待っていたファンと、
50歳になっても、60歳になっても、と言った言葉、
を裏切っている気がして、

というより、
鴻上作品にずっとあり続けたと僕が感じ続けたなにか
その決断がどうにも折り合いがつかずにいて、

前の小説もそこまで面白くなかったしで、

そんなに期待しないで読んだのですが、

この小説は、本当に素晴らしい小説です。

僕の好きな鴻上作品が、小説としてやっと体現された
といった感じです。

鴻上作品らしい小ネタ
際立ったキャラ設定
最後に対する畳み掛け

そんなものだけなく、

語られなかった言葉たちの、
実現しなかった現実たちの、
そして、それを背負い、現在を背負っていきる中年が、
それでも、待ち続けない姿勢。

それらが、演劇ではなく、小説という媒体で、
きちんと描かれ、空間が広がってきました。

鴻上演劇を見ているような感覚になれる小説!

そして、この作品がいいというより、
今の鴻上尚史がこの作品を出してくれて、
それを読めたということが嬉しかった作品
です。

祖国なき独立戦争、とか、

鴻上さん、ひっぱるなぁ~

と苦笑したけど、

流れる根底はそこにあるんだろうし、
やっぱり、そこらへんは、だいぶ影響受けてるな自分

って思ってしまったりもして、
読み進めてるうちに、なんか、うれしかったです。

あんまり、小説の感想ではなかったけど、
この本、読めてよかったです。

解散のこともあるし、さらにチケット取りにくそうだけど、
最後の第三舞台、どうにか見に行きたいもんです。

なんか、作品終わったのいい気分、久々です!

明日、盛岡です。
雨みたいです。
今の仕事で、初めての一人で遠出です(笑)。
ちょっと心配だけど、まぁ、なんとかなるでしょう。

僕も、待ち続けず、ちゃんと進み続けます。

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