第三舞台封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」
第三舞台の10年間の封印解除&解散公演
深呼吸する惑星
一昨日見てきました。
高校で演劇をはじめ、その時、第三舞台の作品に出会い、
それがきっかけで演劇にはまりました。
鴻上尚史の言葉も、自分の理屈と合致し、
たくさん読み、たくさん影響を受けました。
10年封印公演「ファントムペイン」で
初めて生で第三舞台を見ました。
その後、鴻上作品をいくつか見ましたが、
虚構の劇団からは足が遠ざかっていました。
しかし、これは第三舞台。
しかも、最後の第三舞台。
すごく見たくて、うちの元劇団員がチケットとってくれて、めっちゃうれしくて。
見る前にめっちゃはしゃぎ、
久々に尋常じゃないほど緊張し、
それほど見る前の期待が高かったのに、
全然期待を裏切らない
むしろ、それ以上に心に残る作品でした。
作品の内容も素晴らしかったですが、
それ以上に、
第三舞台を見た!という感慨の方が大きかったのかもしれない。
変わらないテーマの上にある新しい物語
DVDでしか見たことのない、戯曲でしか読んだことがない
数々のネタの再現
そして、冒頭のBehind the Mask
いまだに耳から離れません。
そういう全てがあったからこそ、
そして、第三舞台の、本当に魅力あふれる役者多くが出演したからこそ、
作品の内容以上に、鴻上作品を見た!という以上に、
「第三舞台を見た!」という感触が強かったのかもしれない。
そして、予想以上に、
自分の中での「第三舞台」が大切な存在であったことに
気が付かれされました。
自分の作品とその役者たちの魅力で、
お客様を惹きつけ、集め、
劇団を大きくし、そして、進み続ける
全然力は及んでいませんが、
僕は、鴻上尚史氏ではなく、
なんだか、
第三舞台を追い求めていたのかもしれません。
そうだから、
この作品を見つつ、
自分の今までを振りかえってしまいました。
だからこそ、
こんなに心に残っている
見て本当によかった!
と思っているのかもしれません。
語られない言葉を決して語らないように、
自分の芝居を続けてきました。
そして、今を語り続けるために、
僕は、芝居を続けています。
そして、
今後も続ける力を、
この作品からいただいた気がします。
全然、作品について語っていなく、
感無量なせいか、全然まとまりのない文章ですが、
この作品を見られて本当によかったです。
席後ろすぎかと思ったけど、ちょうどよかったし、
あんな後ろでも、十分に空間を堪能できました。
第三舞台が解散してしまうことはさみしいですが、
封印してやっと解除して、すぐ解散ってなんだ!って
始めは怒っていましたが、
この作品を見て、うれしすぎて、心一杯になりすぎて、
なんだか、よくわからなくなりました。
自分の演劇の始まりであり、
そして、また、新たな始まり。
第三舞台、ありがとうございました。
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