低予算のSFのわりに評価が高い!
と聞いてずっと見たかった作品。
TSUTAYAで何度も探したのに見つからずにいて、
ワイフに頼んだら、TSUTAYAであっさり見つけてきてくれました。
僕の探し方が悪かった・・・・
「スカイライン -征服-」
結構面白かったです。
宇宙人が攻めてきた!
ってよくある話ですが、
大統領とか軍のトップの人とかは全く出てこず、
庶民の視点でいきなりの宇宙人の襲撃
を描いています。
クローバーフィールドに似てるのかな?
あんなに手ブレがひどくなかったけど(笑)
「似てるかな?」と言いつつ、その内容はほとんど覚えてませんが。
手ブレがひどかったこととエイリアンがださかったことだけです。
覚えてるのは・・・・・
いつも悲劇は自分に関係ないこと
とどこかで思いつつ生きている私たち。
交通事故も、殺人事件も、
危険はそこらじゅうにあるはずなのに、
自分は被害者にはならないって前提で生きている。
そして、被害者になったらこの命は終わりってことを
知っていながら、忘れながら生きている。
宇宙人襲来も同じこと。
襲来してくるかもしれないけど、
襲来してきたら、
僕らは勇敢に戦う英雄になるわけではなく、
情報もなく、自分たちなりに戦ってみるも
あっけなく死ぬ存在
になる可能性が高いわけで・・・
これは現実なんだ!
と大声をあげるおじさんの言葉を聞きながら、
久々に、こんな望みのない、救いのない映画を見たな!
という感想が心の中をよぎる。
ここ近年では一番望みのない,救いのない映画!
そういう意味では素晴らしい映画なはずなのに、
「低予算」と聞いていただけに、
そっちの方で気が散ってしまったのは残念。
庶民の視点なので、あまりたくさんの撮影場所は必要ありません。
SFのわりに、だいたいがホテルの中の話です(笑)。
やっとなんか出てきた!と思ったら、
いきなり背景ぼやかして、ごまかしに入るし・・・・
狙っている効果なのか?
経費削減のためのごまかしなのか?
変な所が気になってしまう・・・・
やっと出てきたCG満載の戦闘シーン。
おぉ、ここにお金をつぎ込んだのか?と思いつつ、
「低予算」という言葉がよぎると、
戦闘シーンの短さが気になる。
そして、宇宙人のマシンは、どことなく「マトリックス」のに似ている。
極めつけは、エンドロール。
ほんとに望みのないラストに感動していたのに、
中途半端な所で終わり、
中途半端な戦闘シーンつきのエンドロール!
続編のための中途半端さ、
演出のための中途半端さ、
というより、
ここでお金が尽きてしまったのかなぁ~
と思ってしまうのも「低予算」と聞いてしまったからこそ・・・・・
そして、さえないキャスト陣ね。
主人公の馬面君は全然かっこよくないから、
全然応援もできないし、ってか性格悪いし。
まぁ、これがいざって時のお前らなんだよ!
ってことかもしれないけどさ、
ヒロインくらいはもっと夢中になれる美しさがほしかったです。
お前らの連れなんてこの程度だよ!
ってことかもしれませんが・・・・
どんだけ庶民目線じゃ!?
「低予算」と聞かなきゃ、もっと素直に楽しめ、
もっと評価も高かったかもしれません。
まぁ、聞いてたらからこそ、楽しめた面もありますが・・・・
ちょっとネタバレしてしまいましたが、
記憶に残る、いい作品です。
おすすめ!
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