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2013年2月24日 (日)

グッバイ、ネイビー

昨晩の23時半、
ネイビーが亡くなってしまいました。

17歳と2か月でした。

4年半前、実家からネイビーと川崎に移ってから、
家を出るときに、いつも語りかけていた言葉があります。

「ちゃんと帰ってくるから、元気でお留守番しててね」

歳をとり、
前は普通にできていたことがだんだんできなくなりました。
ベットに登れなくなって、
階段を降りれなくなり、登れなくなり、
自分で起き上がれなくなり、
散歩に行けなくなり、

昨年のクリスマスは、ケーキをたべれたけど、
昨年末の前庭疾患が出てから、
歩けなくなりました。

ご飯もトイレも支えながらしか立てなくなり、
夜も鳴くようになりました。

今週に入ってから、夜鳴きがひどくなり、
病院に連れて行ったら、痴呆の関係もあると、
鎮静剤をもらいましたが、
それが負担だったようで、木金と入院。

金曜日の夜に、眼振がまた出てきて、ずっと泣いていましたが、
土曜日の昼に注射を打ってもらい、それからずっと静かでした。

食欲だけはずっとあったネイビーが食べなくなり、
水も飲まなくなりました。

実家の両親を呼び、妹分のチェリーも来てくれて、
生きているうちに、再び会うことができました。

危ないかな?と思っていましたが、

夕方、地下空港さんのお芝居を見に行きました。
ネイビーの体調を悪化を知らせるメールがワイフからきて、
間に合わないかと思いましたが、

ネイビーは待っていてくれました。

神経がやられているのか、
餌や水を入れようにも、
もう口もあけられませんでした。

その夜、ネイビーを上に乗せながら、
横になりました。

この一年くらい、ネイビーの寝つきが悪くて、
僕の上で寝ることが多かったのです。
小さいころは、居心地が悪いのかすぐに降りてしまいましたが、
最近は、老いたせいか、ぐっすりと眠ってました。

前庭疾患の後は、僕の上で眠れなくなったネイビー。
なので、久々に僕の上で寝てくれました。

ネイビーのかすかな呼吸のお腹の動きを感じながら、
横になりました。

エルトンジョンのYour songを聞かせ、
今までのお礼を言いながら。

寝そうになった時に、ネイビーの息が止まったのを感じ、
横にしてみたら、息は止まってるはずなのに、
開かなかったはずの口が何度か開いて・・・

いつ亡くなったのか、本当に亡くなったのかわからなかったのですが、
最後は、息ができなくて、口をあけたのかなと思います。

最後は、痛がらず、苦しむことなく、
ワイフと二人で見送ることができて、
よかったと思います。

毎朝起きるたびに、ネイビーが生きているかを確認したり、
ネイビーが死んでしまった日を想定したり、
ずっと心の中で覚悟はしていたのですが、
やっぱり悲しいのです。

死期が近いのは分かっていました。
痛がらなければ延命はしなくていいと思っていました。
あまり苦しまずに、見送ることができて、よかったのですが、
ネイビーがいなくなってしまうことへの悲しさと不安が大きいのです。

 

小学4年生の時、初めて犬を飼いました。
ミニチュアシュナウザーでしたが、マンションの関係で、
中1の時、手放さなければなりませんでした。
でも、実際はマンションのせいだけではなかった気がします。
中学で国立に入って、環境が変わって、あまり世話ができていませんでした。
手放さなければならないことにもっと抵抗できたはずなのに、
あっさり受け入れてしまったことを、ずっと後悔していました。

だから、その2年後に、一戸建てに越して、ネイビーを買ってもらったとき、

「この子は死ぬまでちゃんと面倒を見る」

と心に決めたのでした。
17年間、僕なりに最大限の愛をこめて、ネイビーと過ごしました。
僕なりの最大限だったのだけど、彼は幸せだったのだろうか?といつも思っていました。

4人兄弟の末っ子で、さみしがり屋で、
心配性で、根がネガティブな僕が、

ここまで人なみに生きてこられたのは、
本当にネイビーのおかげなんだと思っています。

いつも一緒に寝てくれて、
歩いたらついてきてくれて、横に座り、
外に散歩にいっては、一緒に木が揺れているのを見て、
人に言えない悩みを聞いてくれて、

ネイビーがいて、前への活力がわいてきたんだと思います。

ワイフと一緒に住んだとき、

「犬を飼ったことないから不安」

と言っていたけど、
結局をネイビーをかわいがってくれて、
ここ2年は日中もずっと面倒を見てくれて、
それもうれしかったのです。

結婚式にもでてくれた、指輪を運んでくれた、

本当に大事な、
自分大好きな僕が、もっとも愛した家族がいなくなってしまいました。

死んでしまうのは仕方のないことです。

最近、自分の死の恐怖を感じることが多かったけど
それはネイビーの死が近かったからなんだろうな

と思います。
わかってはいるのだけど、まだ心の整理に時間がかかりそうです。
ネイビーの物を見ると思い出しちゃうから整理したいけど、
整理する力もまだ出てきていません。

キリスト教では、犬には魂がないと言われています。
でも、そんなのは間違えであると信じたいのです。

最近ずっと、ネイビーが亡くなる前にも、
何度もお祈りをしていました。

「ネイビーを神の国にむかいいれてくれるように」

それでも、また会えるのは、僕が死んでから。
でも、それからは、またずっと一緒に入れるのです。

だから、最後に、ネイビーに

「天国でお留守番していてね」

という言葉をかけてお別れしました。

ちゃんと待っててくれるでしょうか?

今後不安ですが、
ネイビーがこの17年間を幸せに過ごしてくれたと信じて、
これからずっとネイビーへの感謝を忘れずに、
頑張っていこうと思います。

17年前、うちにきたのがネイビーでほんとによかった。
ネイビーと過ごせたこの17年は本当に幸せでした。

グッバイ、ネイビー

本当にありがとう。

Img_0550

 

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2013年2月16日 (土)

「ダイ・ハード/ラストデイ A Good Day to Die Hard」

ワイフとのバレンタインデートで、
初日上映見に行きました!

「ダイ・ハード/ラストデイ 
 A Good Day to Die Hard」

いやね、
ダイハードシリーズは大好きなんですが、
今回は、予告編がかっこよかったんですよ。

第九が!

大好きな第九のエンディングを使った予告編で、

ほんとに第九をこういう使い方するのか!!??

と期待大だったのですよ。

いや、予告編だけかもしれない!?

って疑念がなかったわけじゃありませんが、

いくらなんでもここまで大々的に使ったら・・・

という思いもあり・・・

 

しかし、

 

本編で、

クライマックスで、

第九の欠片もなし!!!!

冒頭でちょっと出てきましたけど、
ほんとにそれだけ・・・

これにはね、いくら僕でも、ちょっとがっかりしましたよ。

とはいえね、

見ているときは第九のことはすっかり忘れてて、
エンディングにさしかかるあたりで、
「そういえば、なかったなぁ」
と思い出した感じなので、

それほど、見入れてたってことは、
面白かったともいえます(笑)

まぁ、結局、ただのドンパチ続きなんですが、
なぜか、このシリーズのドンパチは見てる間に飽きない。

タイミングを含めた畳みかけ方がうまいんでしょうか?

でも、

ダンサーの人のいい役だったわりには印象に残らないし、
娘さんも、ナイスバディーだったわりには、
あんまりかっこいい見せ所があるわけじゃなかったし.

面白かったけど、残念なところも多かった気がします。

でも、ナイスバディの娘さん、見せ所なかったけどいい感じでしたね(笑)
Yuliya_snigir

ユーリア・スネギル yuliya snigir

ロシア人なんですね~。今後、期待ですね~。

まぁ、

息子との分かりあい的な部分は
世の中のお父さんたちは楽しめるかな~

って感じつつ、一方で、

最近のハリウッドは、おじさん、おじいさんばかり頑張ってますが、
(今、日本でブルース作品3本もやってるし・・・)
今回含めて、その息子役の方々の誰かが、
早くこのおじさん、おじいさん級に成長してほしいなぁ~

とか思ってました。

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2013年2月 9日 (土)

「五時に夢中」をテレビで見たくて・・・

スカイツリーに移った影響か、
最近、MXTVが写らなくなったので、

「五時に夢中」が見てなくなってました。

ワイフがHDDに録画して夕飯のとき見てたりしてたのですが、
それもできなくなって・・・

ほかの民放で特に見たい番組も少なくて、
ノートパソコンをテーブルにもってきて、Youtubeで見てたりもしたのですが、
やっぱり見にくい・・・

TVで見たいなぁ~と思っていて、

今日、ふと、Xbox360にLANケーブルをつないでみました。

機種古いから、Xbox Liveできないと思ってたんですけど、
できたました!

有料会員になると、Youtubeを見れるらしくて、月800円。
一瞬悩んだけど、登録してみました!

そして、TVで「五時に夢中」見れました~。

今、月1000円でHuluに入るか、迷い中・・・
あんまりラインナップがよくないっていうし・・・
どうしようかなぁ~

ちょっと気が向いて、LANケーブルをつないだのだけど、
結構便利だ。

なんで今までつないでなかったんだろう・・・

台本の息抜き作業だったので、そろそろ台本に戻ります!

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2013年2月 7日 (木)

「最高の離婚」第5話

このドラマを見ているとき、
僕は無意識でにやついているらしいです。

さて、すごく気に入っているこのドラマも第5話です。

「最高の離婚」

この直前のドラマをちらっと見たら、
石田純一の演技が下手すぎて驚愕したけど、
そのせいか、

このドラマは実力のバランスがとれているなぁ~

と思います。
石田純一が下手なだけかもしれませんが・・・

さてさて、
いい感じのリズムと展開で進んでおりますが、
前回くらいから長ゼリモードに入ってきましたね。

ずっといい緩急で来たのに、
ちょっと長いんじゃ・・・

前回のオノマチさんのセリフは、

なんかワイフも似たようなこと言いそうだよなぁ

とか思えましたが、

ってかね、そうそう、
このオノマチさんのキャラがさ、

ちょっとワイフに近いからか、
オノマチさんにフィットしているか、

まぁ、どちらでもいいですが、
気に入っているわけなんですよ。

あ、話ずれた。

結局、オノマチさんの長ゼリは許せたけど、
今日のマキさんの長ゼリはちょっと・・・

そもそも僕の知ってる(ワイフやその友人)の津軽弁とは違いすぎて、

どこのなまりだ?

という違和感もありました。
八戸はああいうなまりなんですかね?

一人称を「わ」というのは、分からなすぎるから、
「わたし」ははずせなかったんですかね?

この前、青森に行ったときに、
一番驚いた津軽弁は、
「わたしたち」の意味の「わんだい」でした・・・

また、話がずれました。

そうそう、マキさんの長ゼリ。
しかも、

いきなり嫉妬だけで嫌味炸裂の妹さんを出して、
ステップを踏んだとはいえ、

ずっと我慢してたわりには、
爆発の描写がいきなりだったなぁ~

って感もあり。

なまりで変化を表現したりさ・・・
そもそも、お母さんの話出すのも直前すぎだし。

もっと前に出しといてもよかったんじゃ・・・

分かりやすさに走ってしまってるんでしょうかね。ちょっと残念。

と思いつつ、一方で、

やっぱり、認めちゃいけないよ、おいも(諒君)!

なに、そこを甘えちゃってるんだよ!そこは、頑張るとこだよ!

とニタニタしたり(笑)

まぁ、おいももあっけなく元の路線に戻っていったし、
長ゼリコーナーも二人分終わったし、

また、モード切り替えて、いいリズムになってくれることを期待してます。

もしくは、男2人の長ゼリコーナーもあと2話分設けるつもりかしら・・・

まぁね、こうやって盛り上がれる
楽しみなドラマがあることがいいことです!

私も頑張るぞい!

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2013年2月 5日 (火)

こちらスーパーうさぎ帝国「センチ」

免出が兼ねて所属してるこちうささん。
次の公演に出演してくれる予定の南部君もでてるってんで、見に行きました!

こちらスーパーうさぎ帝国
第15回公演
「センチ」


こちうささんの公演は四回目。
今まで一番面白かったです!

配役がマッチしてたというか
全体のバランスとか、
コンビネーションとかの意味で
今まで一番しっくりきて、
全体がまとまってた感じがして
面白かったのです。

いるべきとこにいるって感じがして。

中盤ちょっとだれたとこもあったけど、
クライマックスへのもって行き方も、
自分としては、今までで一番すんなり入れたし。

そして、
免出のかっこいいシーンが久々に見れて
嬉しかった(笑)

「親父になるんだろ」みたいなセリフ。

ちゃんとかっこいい声もでてたし(笑)
すんなりと入ってきたセリフのわりには、
なんか自分の中で印象に残ってます。

ああいうのも結構似合うんですね(笑)

でも、一番印象の残ってるのは、
カネコサチエさん?のやってた役が言ってた

カンタンタン タンタカタン

というしょうもないネタのセリフ…

しょうもないネタと書いてるくせに、
最近、思わず口に出てしまっています(笑)

自分のくだらなさを実感しますね。

面白い芝居を見るってやっぱりいいですね。
そろそろ自分の脚本も書き始め!

頑張ります。

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2013年2月 2日 (土)

「ハンガーゲーム」

ワイフが映画館で2回見た映画!
僕が見逃していた映画!
ワイフの三回目と僕の初見のDVD鑑賞!

「ハンガーゲーム」

Photo


あらすじ

占領下の12地区。
毎年、各地区男女一人ずつ選出し、
一人生き残るまで殺戮ゲーム。
そのゲームをみんなテレビで鑑賞します。

結構面白かったです!

「バトルロワイヤルのパクリ」って批判があるらしいんですけど、
いいかげん「パクリ」だって批判やめたら?って思います。

ちょっと凝った設定だとしても、
似た設定なんてみんな思いつくんだもん。

むしろ、大切なのは、その設定の中でどう描くか?

パクリだろうと、パクリじゃなかろうと、似たような設定の場合、
どっちが先かなんて関係なく、
どう描くか?いかにうまく描くか?が重要だし、
うまく描いた方が、その設定の作品として認識されていくんじゃないんかな?

って、話ずれましたね。

ワイフとも話しましたが、
そもそもバトルロワイヤルとは違いますね(笑)

サバイバル映画っていうよりは、
「テレビショーとして見せる葛藤と成長」の映画

なんだと思います。

人から好かれるのが苦手な少女
テレビを見なければ、そんなゲームなくなると言っていた彼

でも、生き残るために、
テレビでウケる見せ方をすべきと気が付き、
それを実行に移していく・・・

炎から始まったその困惑

喝采の高揚感も感じながらも

本人の意図とは違うのに進まなければならない悲しさ

世の中でうまく生きていく術を身に着けていく成長

そして、見守るしかない彼氏・・・

そんな彼女の葛藤を分かっていながらも、
期待を持ってしまい、利用しちゃったりしてる
ピーター君のダメさと可愛さ

ほんとにさ、
キスしなきゃいけないのに、
ピーターのきもいストーカー話を聞かされて、
ほんとに、かわいそうでした(笑)

きもい話を聞かないために、
決心を鈍らせないために、
キスをするのかな?と思ったほどに・・・

ほかにも、
単なるサバイバルに生きたケイトの弱さ?愚直さ?

生死にかかわってないはずなのに、
見せ方を間違ってつけを払わされたプロデューサー

見どころが多くて、結構楽しめる作品です。

とはいいつつ、
もう少しサバイバル要素を入れてもよかったんじゃないかな?
とも思いますが・・・

結局、

テレビショーへの嫌味、弊害を表現したのかな?
テレビショーでの生き死にをサバイバルで表現してみたのかな?

って感じがしました。

最後に、主役の子。

顔覚えてなかったけど、
ウィンターズボーンの主役だって。

似たような役所・・・

たしかに、こういう役、めっちゃ映えるけどね。

一瞬「リベンジ」の主役の子に見えたりしました。
こういう感じの子、最近、多い気がします(笑)

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本谷有希子「ぬるい毒」

綿矢りさの小説に引き続き、
こちらも出版されているのに気が付かず、
月日が流れていました・・・

本谷有希子「ぬるい毒」

Nurui

正直言って、

難しかった。

本谷作品の独特の感性、独特の切り口

自分にはあまりない感情だけど、
その感情のたまり具合はなんとなく分かるし、
その感情の解放したい感じは結構よく分かる。

今までの作品は、
自分にはあまりない感情だけど、
その展開がおもしろかったのですが、

今回は自分になさすぎて、
よくわからない・・・

それがずっとつきまとったまま・・・

綿矢りさの「しょうがの味は熱い」もぐっとこなかったし、
今まで世界に浸かれていた作家さんの作品に浸かれなくなってしまったのかしら?
それとも、彼女らの変化と僕の変化が違う方向に向き始めたのでしょうか?

だとしたら、ちょっと残念だなぁ・・・

浸かりたい・・・

またもや、知らぬ間に、前田司郎さんの小説も出ているようなので、
こちらもチェックしてみようかなぁと思います。

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