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2013年10月 5日 (土)

親友からすすめられたデンマーク映画です。

重いし、救いのないお話で、
見た後にどっと疲れがきますが、
いい映画です!

「偽りなき者 Jagten」

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あらすじ

勤めていた学校が廃校となり、幼稚園勤務の男。
離婚し、最愛の息子とは離れてくらす。

そんなある日、親友の娘が幼稚園で、
その男のち〇こを見せられた
を軽く嘘を言ってしまう。

子供の証言だけ、証拠がないまま、
無実のその男は街で変質扱いされていく・・・

というお話です。

 

その男を取り巻いていく環境が狂気に包まれ、
いたたまれない。

ただ、

子供の嘘は出来心だったにせよ、
周りの誰もが悪気はない
ってところに、

この映画の恐ろしさがある気がする。

虐待を受けたと言った子供を守ろうして、突き放す周りの大人
怒りを募らせる思春期の青年
信じたいけど、信じきれないで突き放す親友

信じようとするもう一人の親友と実の息子

見守り続ける犬

嘘を、もはや、自分では覆す力がない少女

 

子供の嘘だからとあくまで怒らずにいる主人公
徐々にその不条理に侵されていく様、
それでも、前に進もうとする様から目が離せませんでした。

誰も悪気があるでもないのに、
どうしようもなく狂気に包まれていく

それが、細かい人間描写と演技の素晴らしさで、
狂気の空間が作り上げられていく・・・

「恐ろしいものがあまりにも多すぎる」

自分が親友の立場ならどうするだろう?
主人公の立場ならどうするだろう?

そんなことを思いながら、

決して正解のないこのお話。

 

不条理、どうしようもなさが
どーんと突きつけられる

いい映画でした。

 

いや、でも、重すぎるからね、こういう映画の需要がどれだけあるのかわからないけど、
自分は、こういう映画好きだし、
こういうような作品の舞台を作りたいし、
それで、もっと多くの人に、見たい!と思われる作品を作りたいな

って思ったりもします。

そのためには、これくらい人間描写と空間を作り上げないとね!

疲れます(笑)、でも、いい映画です。

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