映画「ジュピター」
我らがチャニング・テイタムの
ウシャウシャ作品!
映画館で見ようかと思ったけど、
見逃して…
とはいえ、特に、話題にもならないから…
やばいのかな?と思いつつ、手をつけた。
「ジュピター」
最近のSF作品に多く見られる二点にがっぽりはまる作品でした。
世界観が広い割に、描いてる所が狭すぎる。
いや、狭いのはしょうがないんだけど、せっかくの世界観とか不思議観がそっちのけなせいで、世界観に吸い込まれることができない。
空中シーン、早すぎて見えない…
技術の向上で早く綺麗に見せれるようなったのは分かるけど、それを見たいのかもしれないけど、
かっこよさそうなシーンなのに、早すぎて意味不明…
もっとさ、こぅ、緩急とか使って、
最高速度を落としていただきつつ、
スピード感を感じさせていただけないかなぁ〜
いや、僕の動体視力が落ちただけかもしれないけど。
それ以外も突っ込みどころが満載!
もうここからネタバレ!
次男と長男への攻撃の流れが、立て続けのくせにほぼ一緒だし!
バリアは気合いでやぶれるし!あれなら、もっとちゃんとした船なら普通にいけるんじゃ…
そして、一機墜落しただけで崩壊する…
そもそも王族、普通が普通すぎる…
顔も服も…威厳もなにもない!
ってか、母ばかりで父はどうなったの?
空飛ぶシューズもホバーボード?みたいだし
出てくる乗り物とか、スターウォーズでみたような感じで、ウシャウシャに期待した独創性もなく…
まぁ、結構楽しんだみたけど、
なんだか心に残らないSFでした。
そう!そこなのよ!
せっかく、家畜と人というテーマがあるのに、物語にあまりいかされてないの!
「マトリックス」みたいに、
今までの生活は実際こんなだった!
という衝撃があって、
ここから世界観に入り込むタイミングで、
そこからさぁどうやって乗り越えるか?
と思ったら、王族、普通に弱いし…
人間は彼らの家畜なんだ
でも、人間も豚とか家畜として扱ってる…
みたいな葛藤もなく、
メタファーでも物語の結末にそれが生かされるわけでもなく、
普通に、中途半端な家族愛と民族愛で終わる…
せっかくの世界観が設定だけでなんにも生かされない…
ほんとに、最近のSFに多いパターン…
それなら、ただドンパチだけやってる方が逆に清々しいなぁ〜
と思った映画でした。
それでもさ、
チャニング・テイタム作品なので、長めに書いたよ、感想!
最後のクライマックス、
爆発から逃げて宇宙船追いかけるとき
スピードスケートを意識したのかもしれないけど、
壮大な爆発の中、恐ろしくダサかったテイタムの後ろ姿を、私は忘れない。
そういう意味では心に残った。
翼、似合わない、テイタム。
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