綿矢りさ『ウォークイン・クローゼット』
発売されたのを気がつかず、
結構経ってから買ったものの、
公演のゴタゴタで落ち着いて読めなくて、
ようやくゆっくり読めました!
綿矢りさ
『ウォークイン・クローゼット』
装丁もかわいいし!
めっちゃ面白かった‼︎
『いなか、の、すとーかー』
と
『ウォークイン・クローゼット』
の二本立て!
『いなか、の、すとーかー』は、
今までにない綿矢作品って感じ!
すとーかーの追い回される陶芸家の話ですが、
すとーかーという独特の気味の悪さや
誰がすとーかー?的なサスペンス要素が、
新鮮で、それでも、綿矢作品の雰囲気があって、
面白かった!
そして、
『ウォークイン・クローゼット』
服を通して描くアラサー女子の悩み、
と描くと陳腐だけども、
綿矢ワールド全快の面白さ。
そんなに中味があるわけでもない
日常っぽい主人公の内省描写が、
綺麗な言葉のリズムにつられて、
主人公と会話してる気になるようなテンポ良さで
どんどんと読み進めちゃう。
特別すぎない状況を、魅力的な空間にしちゃうあたり、やっぱり好きですわ、綿矢作品。
次は、同じ買って読めてない
川上未映子の『あこがれ』かな〜〜
そして、まだ買ってないけど、
ようやく芥川賞とった本谷有希子の『異類婚姻譚』
ドラマばかり見てる毎日ですが、
この二つ、楽しみであります!
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