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2016年8月18日 (木)

村田沙耶香「コンビニ人間」

なにか本を読みたくて、芥川賞作品を手にとってみたら面白そうだったので、読んでみました。

村田沙耶香「コンビニ人間

この本、面白かったですが、
自分が変人(うまく「普通の人」を演じられない人)だと思ってる人は、
弱まってる時は読まない方がいいかもしれません。

変人寄りの私には、心が痛かったです(笑


小さい頃から変わった子とみられていた主人公の女性は、コンビニ店員としてマニュアル通りにしていれば「普通の人」として見られることをしり、ずっとコンビニでアルバイト。
新人として入ってきた卑屈な変人・白羽と話すことで…

的な話です。

学生時代5年間コンビニバイターであり、
幼き頃から「変わった」子であった私は、
歳も近い主人公に感情移入しやすいのか、
すぐに読み終わってしまいました。

主人公よりは「普通な人」を装えるし、
白羽よりは卑屈ではないだろうし、
心通づる人たちもいるつもりだけども、

自分がどう見られているか?
周りの人たちは実はどう思ってるのか?

を改めて考え直してしまう厄介な作品です(笑)

もうこんな歳だし、
芝居とかやり続けてきたりすると、
「変わってる」ことは気にならなくなり、
自分の方向性に向き合い、自己承認をして
確固たるものになっていたりするのに、
なんだか、
それを不安にさせます(笑

自分を嫌うような人間は相手にしなきゃいいし、
受け入れくれてる友人や仲間はいるとは思ってるのですが、
実は、そこら辺の人にもめっちゃ引かれてるかもしれない!
とか不安にさせられます。

普通ってものはそもそもなし、個々がそれぞれの生き方をすればいいのは分かってるのに、
どこか大勢の中に身を置いて良く見られたい!
と思ってるようなこともあったりする自分を思い出させられたり、ね…


この歳にして不安にさせないでくれよぉ〜
とか思いつつ、
自分が無自覚なってしまっている面を改めて照らしてくれて、考えてさせてくれるいい機会ではあったとも思う。
最近、思考の視野が狭くなりがちなのも感じるし。

ただ、も少し元気な時に読みたかったなぁ〜
結構、心に刺さりました。グサグサ。

嘘でもいいから、誰かに肯定されたい‼︎

読みながら気になったのは

この作者はこの手の人なんだろうか?
この描写、実際感じてない人が伝聞だけでかけてるなら、それはそれですごいなぁ〜とかね。
どうなるだろ?

読んでて辛くはなるけど、
他の作品を読んでみたくなるほど面白い作品でした!

一気読みが始まりそうです。

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