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2017年3月20日 (月)

「LA LA LAND ラ・ラ・ランド」

前情報をほとんどいれずに見に行きました。

「LA LA LAND ラ・ラ・ランド」

昼間の用事で心身疲れ切って若干眠い状態で見に行ったせいか?
ほとんど入り込めずに終わりました。

歌と踊りの部分も、どうにも入り込めずないし、
「絵の綺麗さ」で押してる気もするけど、どうもそれも私の肌には合わない。

というか、
それを見せるカメラワークが全然合わなくて、全然入り込めない。

主演賞のエマ・ストーンからも演技の覇気というか、空間支配力が感じられず、
「これでなぜ賞とった?」って疑問符頭に浮かんじゃった。

ここから少しネタバレですが!!!

「自分で楽しめてない表現をしているってセブを攻めてるけど、それをやっているのは役者本人なのでは?」と(本人情報をほとんど知らないけど)勝手に感じてしてしまう程に…
1シーンでもいいから、もっとがっと来る覇気を見せてほしかった。
それがあれば、作品への食いつきがもっと違ったかもしれない。

まぁ、役者さんというよりは、ミアのキャラにも問題あったかと思うのですよ。
約束ドタキャンする割には連絡してないし、
彼氏を振るのはいいけど、兄弟のとの会食を台無しにするとかもっとメンツを考えてやれよ!ってなるし、
映画館で人探すのに、投影してるステージに立つ?あんた役者でしょ?
ってその瞬間に「もうだめだこいつ」って感情移入できなくなってしまった。
しかも、映画、見てないしね!!!

それに、自分の作りたいものを作る!って芝居で攻めたのに、
え?やっぱり、映画に流れるんだって。
いや、もともと映画女優にって話だったけど、そこもちょっと悲しい(笑)

ただ、ピアノのシーンでは、ぐっと入り込めたし、
ジャズの演奏シーンもよかった。

「自分が楽しめる自信を持てる作品で攻める」か
「それは我慢して、お金のために、売れる作品をこなす」か
(まぁ我慢してでも、売れることができるなら、それはまたすごいんですが)
の葛藤とかは、共感できる部分もあり、
そこらへんは、創作意欲がかきたてられる感触もあり、
ところどころでは引き込まれるのですが、
また、歌と踊りがでてきて、引き戻されたり…ね。

ってか、その感動した人がいるといわれる、一人芝居。
少しは中身見せてほしかった。そこ見せないってずるい。

とはいえ、終わりの締め方はかなり気に入っていて、
久々に「いい最後だ」ってすっきりできるラストシーンで、後味はよかったです。

いろいろオマージュとかあるみたいだけど、
そこらへんはあまり気にしていない身かすると、
ミュージカルパートない方が、すっきりとした作品になったじゃ…
見せるなら、一人で歌わせるなら、もっと覇気溢れる、鳥肌立つくらいのものを1つくらいは
入れてほしかったかな、と。

アカデミー賞押しなので、そんなに肌に合わないかとそこまで期待もしていなかったのですが、その上でも、私としてはちょっと残念な作品でした。

まぁ、エンドロールで、やっぱり、ピアノとジャズの曲はよかったな、と思えたし
新宿のジャズ居酒屋のバガボンドに行きたくなった(笑)

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