フラノのケージ
何匹も犬を飼ってきたけど、私は犬をケージに入れるのが好きではない。
実家いる時、新しい犬が来ると、ケージが用意され、その中で暮らす時間が多かったのだけど、ケージにいるのが好きではない犬たちだったせいか、「出してくれ」アピールがすごくて、
二ヶ月くらい経つと、基本は部屋の中で暮らすようになり、ソファが定位置になり、ケージも知らぬ間に畳まれていた。
そんなこんなで、私の頭の中に、「犬はケージに入れないでのびのびと放し飼いにする」というセントラルドグマが植え付けられてしまった。
なので、保護犬のフラノが来た時もケージを用意しなかった。
保護犬だったので、ほんとなら狭い自分の空間を用意してあげればよかったのかもしれない。ほんとに全てに対して臆病だったフラノは、ただひたすらクッションの上で丸まり、水も飲まなかった、
徐々に水を飲み、ご飯を食べ、散歩にも慣れていったのだけど、その間もソファにいた時間が長かったせいで、フラノにとってのケージはソファになっている。
部屋の中ののびのびと歩けるエリアも徐々に広くなりつつあるけど、ソファから玄関までの空間は、まだ慣れていないらしく、玄関の前でしばらく立ち止まっては、安住の地ソファまで、一気に駆け抜けたりしている。
二階ある寝室は、一緒に寝ているので、フラノにとっては、もはや、第二の居場所。
ただ、うちに来たばかりの時に、ベッドの上で、ひらすらマッサージしてあげていたせいか、フラノにとって、ベッドは「寝る場所」ではなく、「かまってもらう場所」「遊んでもらう場所」と認識しているようだ。
なので、一緒に寝たとしても、二時、三時には起き上がり、「遊べ遊べ」と私の顔に犬パンチを繰り広げ、その度に私はフラノを一階に下ろして、安住のソファに寝かせる。
最近は眠りが浅くなり、体辛いので、ベッドにあげる頻度はかなり減っている。
ただ、日中は一緒にいれないので、可哀想だからと、ベッドに連れていくこともあるのだが、その度に深夜後悔したりしているのです。
ただ、最近の熱帯夜のせいで、夜もエアコンが必要。二階の寝室と一階と、どうにもエアコン代がもったいない。
そんな折に、とうとうケージを買わなければならない用事ができた。
ワイフの実家への帰省に、今年はフラノを連れていくことになったが、犬を飼っていないワイフの実家では、放し飼いはさすがにNGのようなのである。
そこでなくなく、折りたたみ式のケージを購入。
ただ、臆病なフラノなので、帰省の前にケージに慣れさせなければならない。
おとなしい子なので「出してくれ、出してくれ」アピールはさすがにないのだけど、慣れない家で、ケージまで慣れてないとさすがにストレスかなぁーと。
と、そこで、いいアイデアが浮かんだのです。
ケージを寝室において、そこで寝かす!
そうすれば、
ケージにも慣れされられるし、
ベッドの上ではないので「遊べ」と暴れることもなく、
少なくとも同じ部屋にいるので寂しさも緩和できるし、
エアコン稼働が寝室の一部屋で済む!
臆病フラノはそれでも始めは慣れない感じでしたが、
「出してくれ」と暴れることもなく、とりあえず初日はこちらもぐっすり眠ることができました!
素晴らしい!
ケージに慣れて来たら、「出してくれ」アピールが始まるかもしれないですが、アピールに慣れる前に、小銭袋ジャラジャラ作戦でアピールを覚えさせないように躾けていけたらなぁと思います。
小銭袋ジャラジャラ作戦って何って感じですが、これはまた別の機会に書きたいと思います。
暑い日が続きますが、皆様もワンチャンたちも熱中症にはお気をつけて!
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