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2019年7月22日 (月)

田村由美「7SEEDS」

ワイフの持っている漫画を読むことはあまりないのだけど、本棚にあることは知っていた。
Netflicksでアニメが配信され始めたので、飛行機で2,3話見てみたら、面白かったので、
続きは、ワイフの漫画で読むことにした。

田村由美「7SEEDS」

地球に隕石が落ち、滅亡。それを見越して、冷凍保存されていた数十人の人々が、各場所で7人ずつで目覚め、サバイバルし、互いに出会い、協力し反目しあいながら、新たな地球と共生していこうとする話。

新たな地球の描写、特に、独自に進化した生物的な、進化的な設定が、(私的には)きちんと筋が通っていて納得しやすいものだったので、素直に楽しめる面白さだった。ファンタジーだとしても、そのあたりの理屈をしっかりしてくれると、本筋以外に気が散ったりしないから、しっかりと本筋が楽しめる。もともとそういう畑の人なのか、しっかり調べている方なのか分からないけど。

各チームが別れたり、他のチームと出会って、争って仲良くなって、移動して、また出会う。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のような展開でおもしろい。
ただ、少女漫画的な描写で、かつ、見た目が似てるから、誰が誰なのか見分けがつかなかったり、誰がどこにいるのかごちゃになったりが分かりづらかった。
それに、各人の成長は見られて面白いのだけど、同時多発的に似たようなことの繰り返しだったりするのも少し停滞感。
過去の人や今の人が些細なことで、でも、ちゃんとつながってくるあたりは気持ちよかったけどね。

それに、
いろんな人いて、それぞれに追いたちがあり、それぞれの見え方、考えが違う、それらを尊重しながら、自分と向き合っていく
っていう面がすごく大切に、きちんと描かれていて、
いつか子供が生まれたらその子供に読んでほしいなぁとは思った。

全体的に、前向きな思考で進んでいたので、過度に暗くなることなく楽しめたし、
女性的な視点だから、男女の視点的な描写もバランスがとれていて、ここも変なところを気にせずに読めた。

ストーリー的な話しの中心がどこか分からずにいたけど、30巻からの「方舟」のくだりは新たな方向性の展開で、ドキドキ。
ようやく、最後に向かえる感じで、一気に読み進められた。

ネタバレになっちゃうけど。

最後の犬のダイの飛び込みが一番泣いてしまいました!

感動!
そして、ひばりを助けた犬たち、すごい。
もはや、あれもひばりの力なのかな?

個人的には、新巻、源五郎が良い感じですね。それと、あゆかな。
結局、生物班(笑)

ワイフの持っている漫画を色々読んでようと思える、いい漫画でした!

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