「オポッサムはないていません」
娘の寝かしつけの時に、絵本の読み聞かせ。
1日2冊をめどに続けてきていますが、5歳を過ぎてきて、1冊の長さがだんだん長くなってきて、
2冊でもだいぶ時間がとられています。
とはいえ、読み聞かせできるのも今の間だけ。
絵本も買っているものだけでは広がりにかけるので、図書館を利用するようになりました。
ただ。住んでいる地区の中央図書館が改築中になり、少し不便になったので、
会社の近くの図書館で月2で借りるサイクルになっています。
そんな毎日を送りつつ、あまり絵本のことを書いていませんでしたが、
心に残る一冊に出会いました。
「オポッサムはないてません」
フランク・タシュリン/文・絵 -- 大日本図書
子供にどこまで刺さったのかわかりませんが、私としては、子供向けの本でぐっときた。
ストーリーはぎりぎり子供向けで楽しんで聞いてくれるけど、社会風刺や不条理が表現されていて、きっと子供の深層には残ってくれるかな
といった感じ。
訳者の方も素晴らしく、リズムもよく、読みやすく、入り込みやすい日本語
オポッサムという不思議なかわいい動物で引き寄せられつつの普遍的な人間風刺の暗喩。
同じ作者の「ぼくはくまですよ」も同じ日に読みましたが、こちらも同様のテイストで、切り口がちょっと違う。
すでに亡くなってらして、子供向けはこの2作しかないのは残念ですが、紹介したくなる作品でした。
娘が気に入った絵本の最後のページにある、同じ出版社さんの作品紹介で、気になって借りた本で、
偶然の出会いですが、こういう本を知ることができてよかったです。
毎日、絵本ばかり読んでいて、自分の物語を書くリズムになかなかのれませんが、
子供とすごして、改めて絵本の世界につかり、自分の記憶よりもこんなにたくさんの絵本があるのかと驚かれながら、
自分の感性もアップデートできたらとおもっています。
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