2021年8月16日 (月)

フラノと娘 そして、娘の選択

フラノが亡くなって一夜あけ。昨日火葬も済ませたので、フラノの姿はありません。

昨日の段階で、ネイビーの時もあるから2回目だし、自分の中では心の整理がついてると思っていましたが、火葬中に部屋に戻った娘が「フラノいないねぇ」とか「いっちゃったの?」とか言うと、かなり心が揺さぶられます。

ネイビーの時は自分の心との整理だけだったけど、子供の無邪気な、素直な言葉は、胸にそのまま刺さるので、また涙が込み上げてきます。

「もう会えないんだよ」と伝えますが、二歳児には分からないことだけど、何か感じているのかと思います。


二歳だけで、生まれてからずっと近くで見守り、お互い警戒しながら、暮らし、じゃれあい、最後の1ヶ月は名前も呼んで可愛がっていた。フラノという犬と暮らした二年間のこと、そして、この別れを、娘の記憶の片隅にでも、残っていてくれたなぁと思います。

と、今回は、フラノへの目線でなく、娘への目線として書いてます。

昨日、フラノの火葬が夜だったので、リビングの真ん中に安置してました。一緒に燃やしてもらおうと、よく着ていた服とかと共に、昔よく遊んで小さいぬいぐるみを三個フラノの元においてました。

娘は、そのぬいぐるみを「フラノ、大丈夫?」といいながら、フラノのお腹の上に並べたりしてくれました。

いざ、火葬が近づき、フラノを抱えて、家と各部屋を周り、フラノと思い出を語りながら家とのお別れをさせているときに、一度、ぬいぐるみを脇に移していました。

フラノを再度安置し、娘にぬいぐるみをフラノの所に戻すようにお願いしたのですが、突然娘がぬいぐるみを一つを「自分の?」と言い出したのです。

そのぬいぐるみは、ディズニーのキャラの手のひらサイズのぬいぐるみ。大きいサイズのぬいぐるみを娘の者として与えているので、「大きいのがあるでしょ?」というと、大きいのも持ってきて、小さいのを抱っこさせて、「赤ちゃんなの」と言って離そうとしません。

火葬車がくる時間が近づき、その前に再度落ち着いてフラノに別れを言いたかったので、「それはフラノのもので、もう会えないからフラノに返してあげて」と娘に再度お願い。

それでも二つのぬいぐるみで遊ぶ娘でしたが、その後、フラノのものにかけより、小さいのだけでなく、大きいぬいぐるみもフラノの元におきだしたのです。「ありがとう。でも、大きいものもいいの?」と聞くと、「うん、あげる」と言ってくれて、娘の成長と優しさにも感謝したくたりました。

娘として、小さいぬいぐるみがいなくなるのが嫌というか、そのぬいぐるみが大きいぬいぐるみ(お母さん)と離れ離れになるのが耐えられなくて、それで、自分の手元から離れても、そのぬいぐるみはお母さんと一緒にいてほしい、とフラノに、二体とも差し出したのかなぁと、感慨深くなりました。

ネイビーの時の火葬の時はなんでも一緒に燃やしてくれたのですが、今回の所は、その場で燃やすから極力煙を出したくないとのことで、遺体と燃やせるのは食べ物のみ…

ということで、結局、全てのぬいぐるみは手元に戻ってきたのですが。娘には、親子のぬいぐるみを可愛がってもらいたいです。

娘がフラノといつも朝、家出る時にやっていた「バイバイ、タッチ」もきちんと済ませ、火葬車の前でも、お花をかけてあげたり、娘的にもお別れができたのかなと思います。火葬車の扉が閉まるところは怖かったかもしれず、後で少し悩んだりましたが、お別れをしたという記憶を、一緒にいた記憶として、ずっとどこかに残して、他の動物にも優しく接する人になってほしいと願っています。

所々、泣いてはいたんですが、全て終わった後に、くつろいで、#家族募集します の第三話を見てました。主人公が、まだわかっていない息子に母が亡くなったことを伝える回。感情移入が強すぎて涙腺が緩み、一人で大泣きしてしまいました。

心を整理した自分をどこどなく俯瞰で見る感じもあり、今回、泣くのを途中で我慢してた感覚があったのですが、おかげさまで、心をかさをはずして泣くことができ、本当の意味の心の整理に少し踏み出せた気がします。

出掛ける時に、フラノのいる所の整理しなきゃ!とか、外にでも、早く帰らなきゃ!とか思ってしまったり、まだフラノのいない生活にはなれませんが、少しずつ心との折り合いをつけて行きたいと思います。

娘も、分かっていないなりに、感じてはいると思うので、喪失感ではなく、大切な記憶して残るように、娘の心にも無理のないように寄り添って語りかけていきたいと思います。

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2021年2月14日 (日)

犬と一歳児との伊豆の旅

一日休みをいただいて、一歳半の娘と10歳の犬・フラノを連れて。伊豆に旅行に行ってきました。二月がGO toキャンペーンの対象外だと知らずに、二月なら落ち着いているだろうと11月くらいに予約した今回。
コロナもあり悩みましたが、一歳半の娘と旅行したこともなく、このまま次にいつ行けるか分からないので、車移動ということもあり、感染に気をながら、行かせていただきました。

道路は思っていた以上にこんでもなく空いてもなくな感じ。
まずは、伊豆アニマルキングダムへ!
道路が混んでたらシャボテン動物公園かな?と思ってましたが、無事にアニキンへ!

昨年、井之頭の動物公園に行った時は、大きい動物がいなくて、娘はあまり興味がでなかったみたいなので、大きい動物がいるアニキンに行きたかった!

フラノは2回目のアニキンです。
昼間は暖かい予報でしたが、山の上は寒かった…
真夏よりは元気な姿が見れると思ってこの時期にしましたが、動物たちは、皆、寒そうで、動きがない。
その中でも、ダチョウとキリンは活発で、娘も餌やりをして、興味が持てた感じ。
ホワイトタイガーも元気でしたが、ガラス越しは、まだ、あまり興味を持たないようで。

動物園は時期選びが難しいですね。

ホテルが西伊豆なので、そこから2時間かけて、山を通って、伊豆を横断。

クネクネしすぎて、怖い。煽られるわけではないが、ちんたら走るわけにもいかず、頑張る。
歳をとるごとに、高所恐怖症が強くなりつつあり、橋の上とかが特に怖い。高架で、ぐるぐる回るとことか、運転したくなくなった…

そんなこんなで西伊豆の、「ゆるり西伊豆」に到着。「小さい子供と犬がオッケーな宿」この二つをクリアできるのがなかなか見つからず、このホテルになりました。

前日にレビューを読んだら、辛口コメントの人が結構多くて、ビビりながらの訪問。

娘が、想像以上に、ホテルに喜んでくれた!
見晴らしがいいお部屋で、アニキンより広い和室の部屋にテンションあがったようで、いつになく、陽気!夕飯に出たカニも、美味しそうに食べ、まだほとんど単語を発しないのに、「カニ」とはっきり発音したり。

個室露天風呂も小さかったけど、娘が楽しむには十分な作りでした。オムツとれてないので、大浴場は無理かと思って、個室露天風呂付きにしたのですが、女性の大浴場には、ベイビー用のお風呂もあったらしく、犬だけでなく、ベイビーにも優しい作りなようです。

フラノはホテル泊したことあるので、娘の夜を心配してたのですが、娘ははしゃいで疲れたのか?すぐに寝てくれた。逆に、フラノが甘えだし、寝てくれない。珍しく吠えたりして…

レビューのせいで、心配したホテルですが、スタッフの人数が最小限な感じ。コロナのせいかしら?とはいえ、直前のお願いにも関わらず、部屋食変更を受け付けてくれたり、少ないながらスタッフの方々のホスピタリティは感じられた。ただ、夕食の質は、価格の割には…って感じではありました。娘もフラノも部屋は楽しんでいたので、いい思い出になりました。

次の日、テレビで紹介してた修善寺虹の郷へ。

四季折々で楽しめるとの文句だったので、何かしらはあるだろうと思っていたのですが、やはり二月はほぼ花はなく、建物の塗装が剥げていて、残念な感じ…

子供の遊び場が一番、人がいたわけですが、娘はそこで存分に楽しんでくれました。花はなかったけど、緑の中で歩き回る体験もできて、よかったかな。



2日間でしたが、娘がたくましなった気がしました。普段そんな言葉を発しないのに、自分から単語を言う機会も目に見えて多かったし。

色々、新鮮な刺激をえることを喜びにかんじ、その刺激で、さまざまな成長が促されるのかもしれない。
もともと旅行はあまりせずインドアだし、コロナの自粛とのバランスが難しいけど、色々な所にいき、直接色々みせ、感じさせることは成長に直結するんだな〜と、子育てに関して、考え直される経験でした。

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2019年9月15日 (日)

父になりきれていない私が、蜂に襲われたら

娘の一ヶ月検診も終わり、気候も涼しくなってきたので、

娘をベビーカーにのせて、フラノを散歩する

って言う楽しみにしていたことの一つを実施できたりしている今日この頃。

あやすのも、寝かしつけも徐々に慣れてきて、少しは父親らしくなれたかなぁと思ってきたりもしています。

今日も娘を連れて、フラノの散歩をしていると、蜂が、少し大きめの蜂が、ベビーカーを持つ私の右手付近に近づいてきたのです。

昔から、カラスと蜂にはなぜか襲われることの多い私は、とっさに、右手をベビーカーから離して(左手はちゃんとベビーカーを掴んでますよ!)、右半身だけ蜂からの逃避行動を取り始めてしまったのです。

体の重心が、右側に寄りきろうとする直前に、

「いやいや、このまま、私が逃げたら、蜂が娘に向かってしまうだろ!何やってるんだ、私」

と、もう一人の自分からツッコミが入り、でも蜂は怖いので、右手でベビーカーを掴み、猛ダッシュで、蜂を振り切ったわけであります。 

 

蜂から娘を守った父の姿に見えたかと思いきや、フラノのリードを持っていたワイフは、私の右手の動きと重心の移動をしっかりと見ていたようでして…

笑っていましたが、相当ひいたんじゃないかなぁと思います。 

でも、無意識のとっさの動きですからね!重心の動きも1秒あるかないかの動きで、意識の力ですぐに立て直して、守りに入りましたから!

 

と、言い訳してみても、自分としても情けない。いざって時は、この1秒の判断が命取りになるかもしれない。 

我が身より我が子を大事にできるようになりたいなぁと、

娘を抱っこしながら、この記事を打っている途中で、私の膝の上で娘はブリブリと音を立てるのでした。

うん、よい休日!

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