2020年1月31日 (金)

ガラパゴスダイナモス「甘い手」

シチュエーションコメディの団体ってことで、気になっていた福岡の団体・ガラパゴスダイナモスさん。

東京公演が、ギリギリ見に行けるタイミングだったので、ようやく見に行けました!
知り合いの舞台じゃない小劇場の舞台を見るのは久々!
「甘い手」

ワンシチュエーションコメディを勝手に期待してたけど、シチュエーションコメディだった。

ただ、悔しいくらい笑えて、うまい構成で、おもしかった‼︎

小劇場演劇の他の団体さんの芝居を見て、ここまで思えるのは、ほんとに久々!

面白くて、悔しくて、それがまた、嬉しい!‼︎

入りは、勢いあって、今風?の青春感?とか思ったけど、徐々に落ち着いて、一つ一つの展開とネタとを丁寧に見せてくれて、安心して笑える。

キャラが立っている登場人物たちの二面性を上手く使いながらのスト―リー展開と、、それをうまく使った笑いで自然に笑えて、世界に入り込みやすい!

そして、ラスト!どうまとめるのか?と思って見てたけど、無理矢理すぎずに、ほとんどの伏線をきちんと短い時間の最後のシーンに綺麗にまとめて、御都合主義すぎない、でも、ほんわかすっきりさせる終わり方。そのバランス、素晴らしい。

無理やり最終回のドラマばかり見ていたせいか、そのバランスに脱帽。終わらせ方のバランスも素晴らしい。

役者さんも、各々がキャラが立ち、いい味を出しつつも、悪目立つしすぎずに、全員のバランスがよい。そして、どのキャラも徐々に愛してしまう愛らしさ。そのバランス感が、さらに、空間力を際立たせ、まだ、この空間にいたいと思わせてくれた。

博多華丸・大吉さんのノリを感じたのは、福岡の劇団って先入観かしら(笑

 

舞台もシンプルで、芝居っぽい芝居!

シュールさも所々にありつつ、シュールにしすぎないところで、笑いに変えていて、全体として、すごく好感を持てました。

大声で笑いすぎちゃったかな?

ほんとはもっと騒ぎながらみたかったけど、周り的にそんな雰囲気でもなかったから、自重してしまった。ホーム福岡なら、もっと包まれる感じなのかしら?

また、公演見れる機会があれば、是非行きたい!

いい芝居に出会えると、色々刺激されたりして嬉しくなります。

もっとこう思える団体さんを知っていきたいなぁと思うし、

こう思われる団体になりたいなって、改めて思いました。

 

日本縦断ツアーらしいので、インフルや肺炎の流行に負けずに、笑いを届けていってほしいです!

何はともあれ、お気に入りといえる団体が増えて嬉しい限り!

また、楽しみが一つ増えました!

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2016年9月17日 (土)

舞台「アヒルと鴨のコインロッカー」

免出が出るので、見てきました。

舞台「アヒルと鴨のコインロッカー」

伊坂作品を、脚本・演出ほさかようさんでの作品!

伊坂作品は初期の作品は読んでたのですが、この作品は読んだことないもの。

ほさかようさんの作品は、空想組曲で一度見たきりですが、大好きな空間だったので、楽しみにしていきました!


久々に、舞台でがっつり満足の作品でした。

正直、前半は入りにくかったですが、
椎名役が主導してる後半のファンタジー仕立て感がすごく気に入って、それからは一気に入り込めた感じ。

頼りないような役所で、少し薄かったですが、徐々に椎名役が場を支配してからは落ち着いて見れました。
あの役所で、空間を落ち着かせるってすごい!

原作読んでませんが、色々な脚色入ってる気がして、
途中のファンタジー仕立ての演出とか、
キャラをはっきりと立たせてたり、
原作の面白さも十分にあるのだけども、
舞台化の良さが出て感じがして
楽しめました。

ことみ役の声が気に入ったのも、楽しめた秘訣かも(笑
始め、うざいキャラでしたが、
「あぁ、この声、この声!」
と、久々に好きな声の役者さんに出会えて、嬉しかったです。
清水由紀さんというらしい。チェックだ(笑

まぁ、ペットの虐待とか、
私の心にはひっかかるワードだったので、
途中、フラノのことを思い、妄想の世界に行ってしまい、皆さんが泣いてるシーン、聞いてなかったりしたのですが(笑

がっつり入り込めた舞台空間を、じっくり味わうことができました!

最近、次の芝居を考えようとした時に、いいイメージが湧きにくかったのですが、
こういう風に舞台空間に浸れると、いい刺激になって、色んなことをイメージしやすなれたのも嬉しかったです。

いつもと違った感じの免出の役所も見られたし!

うん。満足!

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2016年7月 2日 (土)

久々のreset-N

昔、よく見に行っていたreset-Nが、
再起動するというので、見に行ってきました!

「knob」

自分の劇団作ったくらいの時に見に行って、
空間力に魅了されて、勝手に影響受けてた劇団さんです。

ホームページに解散されたようなことが書いてあって残念に思ってたのですが、再起動とは嬉しいばかりで見に行ってきたのです、

何年かあいても再開したときに、また観たいと思われるような団体に自分もなれていたらなぁとから思ったりもしながら…

渋谷のspaceedgeというとこで、初めて行ったんですが…めっちゃ迷った…

新南口から五分!と書いてあり、それを信じていったのですが、
ハチ公口からは五分じゃない!(笑
迷ったのもあって、20分かかって汗だく(笑

まぁ、渋谷来たの久々で、しかも、工事だらけで、
帰りも渋谷駅の周りで迷いましたが…

お芝居のknobは代表作の再演ですが、
この作品は見たことなかったので、見れて良かった! ノブを押して扉をひらくように、再始動にはぴったりな意味合いを感じたし。

昔、好きだった役者さんとか出てないのは残念でしたが、スリム管ライトも健在で懐かしい空気感!

記憶の美化もあると思うけど、空間力が若干不足してる感じもありましたが、久々のreset-N空間楽しかったです。

次は新作で下北での公演が決まってるようだったので、今後の活動も楽しみにしていたいと思いつつ、
自分の作品もじっくり練り続けていたいと思います。

ってか、観劇の感想をブログに書くのも久々でしたね。色々見てはいたのですが。

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2016年2月11日 (木)

「踊る身体とファッションテキスタイル」

うちの劇団に時々客演してくれる林ちぐさちゃんに宣伝されていってきました!

「踊る身体とファッションテキスタイル」





コンテンポラリーダンスなのかな?
趣向の異なる4作品を全て観れる!

久々に、ある程度、広い空間でのダンスを見られて、楽しかった!

動きはもちろんだけど、空間の使い方が面白くて、
勉強にもなるし、
なんかインスピレーションがかりたたれる。

まぁ、こういうとこに影響受けちゃうと、
また、作風がぶれたりするんですが…(笑)

なんか音楽とか含めて、前によく見ていたreset-Nの芝居を思い出して、また、観たくなったり…

こういう公演は、すごく好きなんだけど、あまり観に行く機会がないので、宣伝されてよかった作品でした〜

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2015年3月30日 (月)

Yaka Yaka -Woka vol.4 「MAGIC HOUR SIDE SHOW」

中学時代の先輩のダンスパフォーマンス、見てきました!

Yaka Yaka -Woka vol.4

「MAGIC HOUR SIDE SHOW」

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中学の時、そこまで交流が深いわけではなかった先輩ですが、
何気によく見に行っている気がします(笑)

それは、ただただ、面白いから!
見ていてわくわくするから!

この値段で、あの空間を楽しめるなら、
行きますよ、私は!

って感じで、今回はワイフを連れていってきました。

このユニットは、ちょっとポップな感じなのかな?
ポップという言葉が的確なのかはわかりませんが、
今回も楽しめました。

影の使い方とか、プロジェクターの使い方とか、
所々にちりばめられた小ネタとか・・・

よく思いつくなぁ~

と脱帽しながら見ていたり(笑)

小さめの方(松田尚子さんっていうのかな?)のソロが、マジでやばい!

やばい!って、やばくいいって意味ですよ。

特徴と演目が合っていたっていうのはありますが、
むしろ、なんか自分が踊りたいような振付が、
恐ろしいまでのキレと緩急で踊られていたのを見て、
釘づけになったって感じです。

踊りたいって言っても、踊れませんけどね。

うん。踊れない・・・

でも、踊りたいのよ。

 

すごく楽しめ、いい刺激になったパフォーマンスでした!

満足!

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2015年2月15日 (日)

後輩の芝居を観に行ったら、金沢八景が変わっていてびっくりした。

出身大学の劇研の卒業公演を観に、
金沢八景に行ってきました。

卒業して9年くらいか…
さすがに最近は足が遠のいていましたが、
公演のお手伝いしてくれてた子達の卒業ということで観に行ったのです。

金沢八景には1年ぶりくらいにいったのですが…
とうとう再開発が始まったようです。
駅前ががらり!






八景名物の
あのデリカ八景がなくなってる!

パン屋のアオキの横も取り壊され、
アオキは奥に移ったようですが…




駅前を更地にして
バスターミナルが駅前に移るのかな?

それともビルが立つのかな?

ようやく再開発が始まったかぁ〜
という思いですが、
更地にすればするだけ、
ボロボロの建物が露わになるというか…

むしろ、大学側の放置された崩壊家屋をなんとかした方がいいんじゃないか?と思いつつ、

大学の時行きつけだった、
今も八景に行くたびに行く
クレオールというカフェが、
この再開発でなくならないことを祈るのみ。


なんだか、
このびっくりで、
公演見る前にお腹いっぱい!

公演も、久々に見る学生演劇で、
勢いのある若い熱演でした!

卒業生の方々、お疲れ様でした!

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2014年11月27日 (木)

「Felinas エピソード0」

中学時代の先輩のダンスパフォーマンス公演

「Felinas エピソード0」

見てきました!

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エピソード0は正式なタイトルに入っていたのか不明ですが・・・

以前見た同じシリーズも同じ会場で、
縦長の席で、場所によっては見にくそうなので、

満を持して行ったら、一番手でした(笑)
気合いいれすぎ。

前回見たときは、セクシーなダンス!って印象でしたが、

今回は、コミカルな部分やキャラクター設定が分かりやすくなってたり、
コメディの部分への吹っ切れ感が半端なく、かなりおもしろかったです。

セリフなく、動きだけでこんな笑えるんだ!

と昔よく見ていた「Mr.ビーン」を思い出し、
ちょっと自分の原点を思い出せた気がして、うれしかったです。

よりエンターテイメント感が強くなってましたが、
ダンスのクオリティも出演者さんの美しさも健在で、距離も近いから迫力満点!

そのせいか、
最後のエアギターのクオリティの低さが、
それまでのパフォーマンスの高さとのクオリティとギャップが大きすぎて、

なぜ、これを入れたんだ?絶対、ただやりたかっただけだろ!

と心の中で呟きながら、めっちゃ面白かったです。

いい席を陣取れたので、

出演者さんにいじってもらったり、睨んでもらえたりもして(笑)
ほんとにすばらしい空間につかれました!

最近は、少しの間、自分の創作はせずに、いろいろ感じて考えて、
根本の創作のイメージを作り変えたい、
今までの培ったものを縛られるすぎることなく、
より今の自分に合ったものを見出したい
(結局、培ってきたものと同じであればそれはそれでいいのですが、
とらわれずに視野を広げたいとね)

と思ってる時期なので、いい刺激になりました!

最近、あまり見に行けてなかったけど、
やはり、もっともっと見に行きたいと思える公演でした!

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2013年12月21日 (土)

「LE Noir ルノア ダークシルク」

ナイトクラブ的なラグジュアリーなサーカス

「LE Noir ルノア ダークシルク」

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シルク・ド・ソレイユの関連だと思っていたら違かったみたいです。
でも、そう思ってても遜色ない、素晴らしい出来です!

女性の出演者がセクシーな下着姿で登場したり、
会場が大きくなくて、すぐそこでパフォーマンスしているので、
迫力あるし、ミスったら大変だしで、

ハラハラ、ドキドキしながら見れました!

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シルク・ド・ソレイユにあるよくわかんないストーリーはなく、

パフォーマンス間の空き時間は、
結構クオリティ高い道化の人が、
お客さんをちゃかしていて、
これも会場が狭い分、結構盛り上がって飽きませんでした。

とにかく、パフォーマンスがすごくて、
曲もよくて、照明もよくて、
あっという間の2時間でした!

ほんとに曲が気に入ったのに、
サントラCDが売ってなくて、

ネット探しても曲目リストも見つからない。

そこだけがショック。

女性もきれいな方が多くて、
セクシーな下着とか着ているもんだから、
美尻に集中しすぎて、パフォーマンス見てないときもあったり(笑)

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うむ。

見ない方が無理(笑)

パフォーマーのお兄さん、ごめんなさい。

サーカス系は時々見に行きますが、
はずれなしで盛り上がれるのはいいですね!

また、見たいです!

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2013年3月10日 (日)

空想組曲vol.10「虚言の城の王子」

折込でみた、チラシのデザインが気に入っていて、
ウェブで内容とか調べて、ずっと見に行きたかった団体

空想組曲

ようやく見に行けました!

空想組曲vol.10

「虚言の城の王子」

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過去見た芝居の中で一番気に入りました!
芝居を見て、こんなに泣いたもの初めてです。

ダークファンタジーってジャンルが元々好きなこともありますが、

人々の絶望を、繊細に、かつ、簡潔に表現しているだけでなく、
個々のキャラと役者の方のマッチや、
難しい構成をきちんとまとめあげる辺りが圧巻です。

僕も、人生続くんだからと、
ハッピーエンドはあまり好きでないし、
自分でも、ずっと書かずにきていました。

でも、もがきら生きて行く中で、
ファンタジーとしてのハッピーエンドの力の強さも感じていました。

ただ、変に美化するだけのハッピーエンドには、
いつも違和感は感じてもいました。

この作品、

生きる上での不条理や現実ときちんと向き合いつつ、
ハッピーエンドというものにも向き合い、
作者なりの答えを、変に美化することなく、
ストーリーとして、きちんとまとめ上げているあたり

空間を作り上げ、お客様を入り込ませて、
なお、そこまでまとめ上げているあたり

もう脱帽です。

ネイビーが亡くなって、まだ2週間、
頭では分かっているけれど、
ネイビーがいない感覚に違和感を感じ、
無意識の喪失感に答えが出ていない状況だったせいかもしれませんが、

もう涙が止まりませんでした・・・

映画で大泣きしたことはあっても、
芝居で泣くことってあまりなかったから、なんかね、

前の方の席だったし、大泣きして、その音とかで
作品に悪影響与えたくないな!ってちょっと無理矢理抑えようとしつつでしたが、
結局、止まりませんでした。

あと、虚構の劇団の小野川さんが出てましたね。
最近、虚構の劇団見に行ってなかったので、久々に彼女の演技を見たのですが、

いい役どころってのもあり、相方の方ともフィットしていたのもあり、
めっちゃよかったです。

「私だけが見えなくなる魔法」あたりからもう泣きそうでした。

思わず、上演台本、買ってしまいましたよ~

ただ、

カバンが小さかったから袋を要求したら、
「ない」と言われました・・・
物販してるんだから、袋くらいは用意してほしいものです・・・

って不満はそれくらい(笑)

最近、4000円付近の料金の芝居を見ることが増えましたが、
この作品は、その中でも、桁違いに良かったです。

これで、4000円は安い!のかどうかはわかりませんが、
料金以上のお芝居を見られて、大満足です。

次からはDMもちゃんと来るはずなので、
見逃さずに、見に行きたいと思います。

自分の第1稿を書き上げたタイミングで、
こんないいお芝居が見られてよかったです。

自分のやる気も出てきますね!頑張ります!

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2013年3月 3日 (日)

「Felinas ~Cabaret in a Crazy Box~」

ネイビーが亡くなって初の観劇。
劇っていうか、ダンスだけど。

亡くなって2日後だから、どうかなぁって思ってたけど、
スタイル抜群の前説のおねぇさんが横を通り過ぎた瞬間、
大丈夫な気がする
と思った僕がいました。

「Felinas ~Cabaret in a Crazy Box~」

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西林さんのプロデュースを見るのも三回目。
1月にやったのを見に行けなかったので、
2月の追加公演を見に行きました。

2部構成で、
前半は、ストーリーのあるコミカルな感じで、
後半は、セクシーな官能的な感じでした。

こんな感じ。

いやぁ、面白かったです。
悲しみも見ている間は忘れられたし。

ポールダンスとか初めて見たんですけど、
すごいですね。

片手で全身支えちゃうんですね。

セクシーとすごさに圧倒されました。
名前分かりませんが(笑)

前説のお姉さんのポールダンスが、
マジで妖精のように見えて、大好きでした。

いや、そのお姉さんの前説の衣装が一番好きだったんですけどね、
あの衣装でのダンスがなかったのが残念です(笑)

すごい雰囲気のある会場だったのですが、
狭い・・・

とにかく見にくかったのと、
もともと引きの絵が好きだからというのもあり、
そこもちょっと残念でした。

まぁ、位置よりも座りやすそうな椅子を選んだ僕がいけないのかもしれませんが・・・

照明がもっとがつんと入れたら、もっと素敵だったんだろうなぁって思いました。

でも、狭いからこその空間力ってのはやっぱりすごい。

そして、狭いからこそ、
思わず二やついてしまっている観客のおじ様方の反応を、
間近でみることができて、
それもだいぶ面白かったです。

僕もそう見られていたのかもしれませんが(笑)

この日ばかりは、

生まれ変わったらポールになりたい!

と思わずにはいられませんでしたね。

なんかアホ丸出しな感想だな。

楽しかったし、まぁ、いっか。

次も楽しみなのです。

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